#展覧会の前にちょっと寄り道
🏛レトロ建築巡り
いかにも辰野金吾!なカラフルな煉瓦造り。隣の中京郵便局と一緒に存在を主張しています。
年に一度か二度この場所を覗くのですが、イベント会場として使われていることが多くて、空いているのを見たのは久しぶり!
中に入って写真を撮っていたら、学芸員の方が出てきて建物の説明をしてくださいました🙌
#よっぽど嬉しそうに見えたんだと思う🙈
この建物は、1906年に日本銀行京都支店の営業棟として建てられたものです。設計は辰野金吾と弟子の長野宇平治で、1965年まで日銀支店として使われました。平安博物館として使われた後、修理・復元工事が行われ、1988年に京都文化博物館がオープン。国の重要文化財に指定されています。
赤煉瓦に白い花崗岩を装飾的に使っている。この様式は19世紀後半にイギリスで流行していたそうです。なんだかラッピングのように見えて可愛い💓屋根の上には光を取り入れる窓がある。
●旧営業室の中から
●カウンター
スクリーンの装飾も美しい。大理石より上の部分は復元したものだそうです。
スクリーンはこうやって、好きな場所で止めることができる。カウンター内側で仕組みを見せていただきました。
●旧営業室天井
花模様の透かし彫りになっている。今は光が通るのがここだけなのだそう。この繊細さにうっとり💞
●カウンター手前の公衆溜(客溜り)
左側が入り口。
●旧金庫室側から
屋根の上のドーマー窓がよく見える
●旧金庫室
現在は喫茶店として使われています。前に入った時に写真を撮ったのだけど、行方不明💦
旧営業室の屋根は、下からは見えなかったのですが、スレートという鱗の形のような粘土板なのだそうです。
重厚さの中に可愛らしさ・繊細さがあり、好きがいっぱい詰まった建物でした。