夏休み頃からずっと気になっていた

「高畑勲展」に行って来ました。




内部は撮影禁止だったので、

何も写真が無いのですが、

ハガキなど買ってきました。




夏休みもおわり、

平日だったので、

お客さんもいないかな~?

なんて甘い考えで行ったら…。


全然そんな事無かった。


博物館に隣接する立体駐車場(3階建)

は2階まで満車。

3階がようやく半分ほど空いていました。



展覧会は

かなり厳重に監視されていて、

ガラスケースに手をついていたら、

注意されてしまいました。えーん

ごめんね。


作品を作る前の

草案手書きのレポートが

いくつも展示してあり、

筆跡がとても柔らかい女性のような

丸みのある文字だったことに

少し驚きました。


また、

当時のセル画だけではなく、

登場人物を決める前の

デザイン画等も沢山あり、

何パターンもの

トトロのめいちゃんも見れました。



高畑さんや他の作画メンバー達が

描いたスケッチや絵コンテは

さすがの上手さ!!


素晴らしい!の連続でした。



展示の最初には

東映に入ったばかりの頃に

書いたであろう

「竹取物語」の原案文が

展示してあり…、



その後展示は

初期の作品から始まり、

最後は

「かぐや姫の物語」

の展示で終わったことに、

驚きと感動!!

高畑さんの想いが強いな。




わたしがまだ小学生の頃、

夏休みにテレビでやっていて、

大大大好きなアニメのひとつ!

東映アニメ

「太陽の王子 ホルスの大冒険」が

出来るまでをこの目で

見ることができて、

絵コンテを見ながら

震えてしまいました。



「アルプスの少女ハイジ」では、

高畑さん、宮崎さんらで

ヨーロッパで取材旅行をし、

撮ってきた写真を元に

背景画等が描かれたのですが、

おんじの山の家の後ろに立つ

大きな三本の木。

風に揺れる枝葉の様子が

アニメの中でも

表現されているのですが…、

全く同じ木の写真があり、

下から木を見上げた構図の動画を

わたしは覚えているのですが…、

その構図そのままの写真が

展示してありました!!

もう、感動~笑い泣き笑い泣きです。



「火垂るの墓」については

高畑さんの未来の子供達への

メッセージが込められていることを

改めて具体的に知ることができました。



高畑勲さんがお亡くなりになっている

ことは分かっていますが…。

もう少し素晴らしいアニメを

作って欲しかったなぁ…と

改めて感じました。




作画監督/小田部 羊一(ハイジ)

場面設定/宮崎駿(ハイジ)

背景美術/椋尾皇(母をたずねて三千里)