わたしはこの方の優しいタッチの

イラストが好きなのです。


お母さんの悩める姿、

アラジン君の子供らしい姿、

男親の一歩引いた子育ての姿に

共感し、時に応援しています。



50年も生きていると、

いろいろな方と出会っていて、

参考になればと思います。



流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星



以前わたしが勤めていた職場には

療育手帳を持っている自閉症の20代男性社員が

2人働いていました。




二人とも言葉は少ないですが、

指示されたことは理解し、

キチンと仕事をしていました。



文字も丁寧に書き、

足し算、引き算、かけ算、割り算もできます。

(文字は一部の一般社員よりもキレイで読みやすい)



二人とも電車通勤を毎日していました。

(付き添いは無し)




Aくんは見た目も全く普通の成人男性で、

穏やかでいつも笑顔でした。

休みの日にはランニングをして、

たまに地元のマラソン大会にも出場していました。

仕事もいたって真面目で、

最後まで丁寧にやりとげます。

言葉は少ないのですが、

たまに深刻な仕事の話の最中に、

場違いな言葉を発して、

みんなを和ませたりしていました。ニコニコ




もう一人のBくんは、

いつも同じ服を着ていて、

(同じ服を何着持っている?)

電車やバスの乗り物が大好き。

テレビも大好き。

仕事は真面目ですが、

たまに癇癪をおこしてボイコットする事も。

怒られると泣いてしまったり、

お母さんへ電話をしてしまったり。

旅行が好きで、

有給休暇を取って家族と旅行へ行く時には、

わざわざ事務所に来て、

「明日、新幹線に乗る。◯◯へ行く。

お休みします!」と、報告をしてくれる。

もちろんお土産も忘れない。

バレンタインデーには山のようにチョコレートを

持ってきてくれる。



たまに支援学校時代の先生が

2人の様子を見にきます。



わたしはずっとA君よりもBくんの方が

自閉症が重いのだと思っていました。

ところが、

いつも支援学校の先生とお話しをしている

上司にあたる人によると、

Aくんの方が療育手帳の級が重いのだという。



なんでだろう?




Bくんはこだわりも強く、

機嫌が悪いとすねてしまったり、

癇癪をおこしてしまうけど、

それは彼に自分の意志があり、

不満を表現することができるということ。



Aくんはいつも穏やかでニコニコ。

何を指示されても、「はいっ!わかりました。」

と大きな声で了解し、

指示された仕事をやりとげる。

彼は自分の意見を言うことも出来ないし、

Bくんのように癇癪をおこして表すことも、

出来ないと言う。



Aくんが趣味で参加しているマラソン大会で、

気分が悪くなっても、

彼は「やめたい。休憩したい」と言えないと

思う…。と上司は話しました。


Bくんなら、途中で苦しくなったら、

泣き出して、癇癪をおこしてやめちゃうかもね。

でも、それができるってことは、

自分の意志があって、

身を守るってことができるってことなんだ。

キョロキョロ



Bくんは実家暮らしですが、

お母さんは

グループホームの入居先を探しているようでした。

(Bくんが◯グループホームへ行ったよ!と

報告してくれる)




そんなある日、

Bくんが原稿用紙になにかをびっしり書いて

事務所へ持ってきました。

「ぼく、グループホームは行かない。

これ、お母さんに読んで下さい。」




そこには…、

お母さんに迷惑をかけないし、

仕事を真面目にするから、

1人暮らしがしたい。

と書いてありました。



「これ、

お母さんに説明して欲しいってことかな?

お母さんに読んでって言ってたよね。」



その場にいた一堂、

う~ん😓と考えてしまいました。





Bくんの気持ちもわかるけど…、

お母さんの気持ちも分かる。



上司はその原稿用紙を自分の机の上に

持っていき

「一回お母さんに時期を見て連絡してみるわ…」

と言っていました。



キラキラキラキラキラキラキラキラ


あれからグループホームのことは

Bくんの話から出なくなりましたが、

今も彼らは職場で働いています。



彼らに対して冷たい人もいました。

でも、いじめるようなこともありません。

仕事仲間は、彼らが仕事でミスをしたら、

当然叱ったりしていました。




わたしを含め、

職場の中年女性たちは、

何かしら彼らの様子を気にかけていました。




彼らが穏やかに毎日を過ごし、

いつかBくんの希望がかなう日が来れば良いなあ…。