◎さんから聞きましたが、
















Mくんはなにかと◎さんに難問を
持ちかけてくるそうですね。
わたしからも◎さんに伝えましたが、
お母さんからも言ってあげて下さい。
これからは、
Mくんとはつきあってはいけません!と。
彼らが出す
塾の問題を解くことは断る。
Mくん達が外で
サッカーやドッチボールを
していても、
そこへ加わってはいけません。
ハッキリとそう伝えて
下さい。
名指しでいいのでしょうか…。
息子のためとは言っても、
同級生のMくんを差別しているようで、
言うのはためらいます。
Mくんの名前を言わなくては、
◎さんには伝わりません。
カウンセラーさんの目は
じっとわたしを見つめてていました。
そして、こんな話を聞かせてくれました。
中高生で更生施設等に
入ってしまう子供達に◎のような
特徴のある子供がいること。
その数は少なくないこと。
悪い仲間にそそのかされて、
万引きしたり、窃盗をしたり、
警察が来た時には他の仲間は
上手に逃げていて、
ひとり取り残されたところを
捕まってしまう。
友達だと思っているのは
捕まった本人だけで、
上手く逃げた少年たちは
彼の事を友達だとは思っていないこと。
騙されて、見捨てられる。
それでもまた彼らは元の悪童達の所へ
戻り、何度も繰り返す。
そして、大人になった時には
立派な犯罪者となっている。
友達を求めて接近してしまったことが
きっかけで犯罪に巻き込まれて行くこと。
もう、驚いて言葉が出ませんでした。
◎が人様に迷惑をかけるような
人間になる?
本当に真面目で、
人を疑うこともしない子供なのに…?
「◎もそうなるかもしれない
ということですか?」
はい。
今のままでは、
何かとトラブルへ巻き込まれてしまう
可能性が高いと思います。
しかし、今から対処法を考えれば、
大丈夫です。
彼は今、友達がいない事を
悩んでいますが、
それは彼に他の真面目な子供達が
見えていないだけです。
必ず、彼と同じ事を考えている子は
います。
◎さんには知的障害はありません。
言葉で丁寧に説明すれば、
なぜそうするのか理解できます。
お母さん、
これからは彼に、
できるだけ具体的に
細かく指示をしてください。
何か◎くんが困っていたときは
できるだけ具体的にどうするのかを
指示して下さい。
理由も必ず詳しく説明してあげて下さい。
はい…。
でも…、
これからずっとそうしなくては
ならないのでしょうか?
大人になっても続けるのでしょうか?
わたしたちもいつかはいなくなります。
その時はどうするのでしょう。
安心してください。
たぶん数年で◎さんは
過去の事例から学んで行きます。
少しづつ、お母さんお父さんの
指南がなくても行動できるように
なります。
それまでに、沢山の成功例を
体感させてあげて下さい。
わたしたちにできるだろうか…。
この子は
大人として普通に暮らして
行けるのだろうか?
誰かを傷つけたり、迷惑をかけてたり
はしないだろうか…。
息子に友達はできるようになりますか?
できますよ。
高校生ぐらいになったらできます。
◎さんの長所を伸ばしてあげて下さい。
高校では同じ目標を持つ子供達が
集まって来ます。
そこで気の合う友達が必ずできます。
少し、ほっとしました。
そして、
◎の担任の先生の子供達への対応にも
問題があり、
それが今回のカウンセリングの
きっかけとなった、
授業中に教室を飛び出すという
行動になってしまったとのことでした。
これは今から数年前の話です。
あくまでもカウンセリングの中で
聞いたことをできるだけわかりやすく
お伝えしています。