人と違うって…、どうでしょう…?
いいと思うときもあれば、
同じであって欲しい時もある。
優れているってなんだろう…。
子供が小さな時は…、
些細なことで悩んだ。
寝返りうったかな?
つかまり立ちできたかな?
歩けたかな?
言葉が出たかな?
みんなと同じかな?っていつも比べていた。
同じじゃないと不安になった。
しばらくすると、人と違う事を求めるようになる。
人より早く文字を覚えて欲しい。
運動会では一等賞を取って欲しい。
なんとかの展覧会で賞を取って欲しい。
親って勝手だな…(笑)
人はみんな違うのだけれど…、
見た目で違うこともあれば、
見た目で分からない違いもある。
最近はスポーツの世界でも、
パラリンピックとかが注目されていて、
障害のある人たちもスポーツを楽しむようになっている。
パラリンピックに出場する人もさまざまです。
生まれながらの障害。
成長してからの障害。
彼らはどんな思いでパラリンピックに出場するまでになったのだろうか…。
わたしには中学一年の時からの友達がいる。
はじめはそれほど親しい友達ではなかったが、
誕生日会に呼んでもらったり、
高校も同じだったりで次第に仲良しになった。
高校を卒業する頃には親友だと思っていた。
彼女には弟と、妹がいます。
妹さんとは何度か会っていたが、
弟さんとはほとんど会ったことがなかった。
ある日、彼女といつものようにランチを楽しんでいた時、
弟さんに障害があることを初めて知った。
その時、彼女と出会って約10年が過ぎていた。
わたしは10年間、
何度も彼女の家にも上がっているのに、
弟さんの障害を知らなかった。
見た目では分からない障害。
そういえば、弟さんとは話した事はなかった。
いつも挨拶だけだった。
弟さんの障害をわたしに話すまでに10年…。
わたし、何にも気がつかなかった…。
見た目で分からないとはいえ、
彼女が弟の障害を受け入れるまでにどれ程の苦悩があったのだろう…。
ご両親は弟の障害が判明して以来、
酒もタバコも止めたそうです。
重い、重い責任を感じていらっしゃいます。
最近は雑誌やテレビの情報では、
過去の偉人達や、世界的大企業の創業者が、
今で言うアスペルガー症候群やADHD等の発達障害があったのではないか?と言われています。
大金持ちでうらやましい?
偉人として歴史に残って素晴らしい?
では、あなたなら自分の子供にその偉人と同じような障害があると診断されたら、
どうとらえますか?
子供の未来は明るいと思いますか?
冗談ではなく…、本当に。
中学時代、特別学級と呼ばれるクラスがありました。
そこへ通う同級生達がどんな思いでいたのか…。
わたしは中二の一時期、毎日のように特別学級へ顔を出していた時がありました。
ある日、学級へ通う同級生と一緒に下校した時がありました。
一緒に下校しているのに、その子はわたし達から数メートル離れてついて来るのです。
何度かわたしが振り返ると、
友人がその子へ声をかけました。
「大丈夫だよ、
カコちゃんはいじめないから。」
すると、彼女はこんな言葉を…。
「うん。でも、わたしといるとその子も変んな子って思われるといけないから…。」
「そんなこと言われとるの?」
「…、わたし、変な子だから仕方がないよ。」
正直、わたしは彼女の怯えた姿にイラッとしていましたが、
今もこの言葉が耳から離れません。
彼女は自分の事を変な子と言うほど、
今までどれほどそう言われてきたんだろ…。
変な子と言われて、
どれ程傷ついていたんだうか…、
でも、彼女はわたしが傷つかないように気遣ってくれたのです。
自分に自信が持てない。
自分で自分を蔑む。
そんなふうにわずか14才で考えるようになった彼女はこれからどうやって生きていくのか…。
親としてそんな子供の姿をどうとらえますか?
例えどんなに突出した能力があったとしても、
自分の子供がつらいいじめにあったり、
誰かに陰口を言われる姿をずっと見守り続ける事ができるでしょうか…。
そして、子供自身に発達障害の事実を告げる事ができますか?
発達障害は脳の障害で、対処法や薬で緩和できることもあるが、根本的に治す事はできないと伝える事はできますか?
親として子供の為とは考えても、
それを告げるまでにどれ程の決心がいるか…、
能力があろうがなかろうが、
できるだけ苦労せず、幸せに暮らして欲しい。
それが親としての希望だと思います。
冗談で「お前、発達障害と違うか~?(笑)」
などと言う人をわたしは信用出来ません。
そういう言葉でどれ程追い詰められる人がいるのか…、考えて欲しい。
敬意を持って接してほしい。
なぜなら、あなたよりずっと我慢強く、
あなたより何倍も思いやりのある人ですから。