仁科亜季子さんより頂いた本を、全て拝読いたしました。


「子宮頸がん」―経験したからこそ伝えたい!/仁科 亜季子

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現在闘病中の私ですら、びっくりするような後遺症や、副作用との闘いが書かれていて、

それは、20年前との薬の違いもあるし、腫瘍の種類によっても、人によっても様々なものなので、未知の部分がたくさんあるのは、当り前なのですが、

想像を絶する闘病生活であったことがわかりました。




仁科さんは、ご結婚されてからは芸能界を引退し、専業主婦となり、

2人のお子様たち(当時8歳と6歳)への強い愛情で、癌に勝つと誓った件がたくさんありました。


私は、子供はいないので、守るべきもののために絶対勝ってやるという感覚は経験がないのですが、

母として、幼い子供を自分の手から離しての闘病は、肉体的なものと併せて、

精神的に相当辛かったと思います。


子供が全てと言える状況ではない私にとって、何が全てかと聞かれれば、


「仕事」




であると答えると思います。



裏から考えれば、仕事したいから子供は当分望まないと考えていたのも事実。


みんなから、寄せ書きを頂いて、それを見ては


「必ず復帰するんだ!」

と思いますし、


誰のためでもない、自分が、一番ドラムを叩きたいのです。




子宮を失うことは、妊娠を望む女性にとっては絶望的な悲しみです。

だからこそ、早期発見できる癌検診に行っていただきたいのです。


もし、私が子宮頚癌ではなく、事故なり、骨肉腫などで、四肢の内、一つでも失うことになったら・・・・、



それこそ絶望的。






仁科さんの本から、いろんな方が、公費での無料癌検診を希望し続けて、動き始めたということを知りました。

実際、私も区の無料クーポンで見つかったわけですから、改めてその制度を作ってくれた方々に感謝せねばなりません。



(知識がない中で言うのもなんですが、どうして乳がんの無料検診が40歳以上なのか、疑問です。こんなにも若い人に増えているというのに・・・)



そして、さらに、仁科さんは予防ワクチンを公費で!という活動も数年前からされていることを知りました。



子宮頚がんは、癌の中でも唯一ワクチンで防ぐことが可能な癌です!



命は平等であるのに、公費で行える街と、そうでない街があることに疑問を抱くとも書かれていました。


「中学の入学祝に、予防ワクチンを全額公費で!」


この活動、近日お会いしたら、ぜひ私も、何か力になりたいと、申し出るつもりですビックリマーク




時々思うことがあるんです。


元気な姿をこのブログで書いてしまうと、時に、「抗がん剤って辛くないんじゃん」とか、

「切ったら小林みたいに元気になれるから癌って大したことないじゃん」みたいに思われて、

癌検診へ遠ざけてしまうのではないかと・・・・。



かといって、「辛い」「辛い」と書くのも、違う。


全てを伝えることが出来ないから、こういう本を、「癌でない方々」に、たくさん読んでほしいと、

心から思います。(頚癌になったから読むんではなく)





ブログというものは、瞬間的な要素もたくさんで、

2年後3年後に、2011年7月からの私のブログが読まれるとは思えない。


なんらか、伝え続けられる術を、探したいと思っているので、これからも、どうか、小林の言葉に、

お付き合いください。