うやむやに、きちんと説明をしていないような気がしてきたので、書こう。



今回サクラホワイトを作るきっかけとなったのは、


私がドラムに興味を持ったのが11歳。初めてドラムセットを叩いたのが12歳、と、いうことで、


昨年、32歳の私は、初めてドラムに触れてから20年経ったことに気付いたのでした。



私はバンドでデビューをしたというのがスタートでは無いので、よく、

「芸歴○年」とか「デビュー○周年」とか、「プロ生活○年」とかがなく、初めて触れてからが一番わかりやすいという事になったのです。



中1の頃ギターをやりたいという、友達と初めて入った楽器屋さんが淡路町にある宮地楽器で、
あの、楽器屋さんの雰囲気・・・今でも覚えてるなぁー。ドラムセットは確か、置いてなかったけれど、パールのカタログを持ち帰り、
宮地楽器さんでは、スタジオも使ったり、いろんなコンテストにもその後出させてもらったり、

驚くべきことは、その時女子校中学生のキッズたちに、優しく接してくれた店員さんが、いまだに年賀状をくれることニコニコ


とにかく楽器始めてから数年は宮地楽器ばっかりでした。


その頃持ち帰ったカタログ、



要は…1990年とかかな?


私はプリプリが好きでバンドを始めた女子、カタログには「ステージピンク」という名称の、

ショッキングピンクのきょんちゃん(富田京子先輩)モデル?の3タム、1フロアの写真が出ていまして、

うわぁーーーー目これ叩いてみたい!!


と、少女は思ったものです。



ドラマーを目指すキッズにとって、特注とか、たくさんのシンバルに囲まれながらのセットとかは、それはそれは夢の世界でして、
もし宝くじが当たったらーと同じ感覚で、もしプロになったらー、こんな色にして、こんな風にセッティングしてー・・・・とかって夢見てきました。



夢はステップアップするもので、ドラムマガジンに出てみたいとか、パールのモニターになりたい、カタログに写真が載るようになりたいとか、色々思うようになり、


幸運にも、1つ1つ叶えることもでき、

思っても見なかった教則DVDの発売や、クリニックの開催・・・・


たくさんの方のご支援により、信じられない、すばらしい活動を残すことが出来ました。


20年の節目に、今度は自分自身で、自分を見つめなおすためにも、1つ、大きなことをして、気合を入れなおそうと、
新しいドラムセット作りに挑んだわけです!!


パールの担当O氏に連絡したのは2010年の頭だったと思います。


素材は何がいいか?

シルバースパークルのセットが、MRシリーズ、メイプルなので、ちょっと変えたいってことで、
リファレンスシリーズをお勧め頂き、



春先に一度サンプルを作って、色味が想像と異なっていたので、

夏にまたサンプル。


ここで大体決まるも、パール成分を配合するか、グラデーションのバランスは?


と再度サンプル作製。


秋に本社でGOサインを出して、2011年1月に納品されたわけですサクラ



1つのセットを作り上げるのには、本社の方のお力添えと、海外の工場の職人さんの技術と、血と汗がたくさん詰まっています。


あ・・・血は流れてないことを祈ろう・・・。



そして、細部の細部まで相談に乗ってくれた友人ドラマー、



20年目の小林香織にサクラホワイトは産まれてきてくれましたさくら。


現場に持ってくと、みんな「きれい」「かわいい」と言ってくれて、完成早々たくさんの現場で叩くことも出来ました。


作ったことで、活動もプラスの方向へ導かれている、ラッキーチャームのような存在でもあります。



今、プロを目指しているキッズたちも、きっと私と同じような夢を抱いているはず。。。


今回のサクラホワイトが、その夢をさらにワクワクさせるような、キットになれば、私にとって、大きな


幸せ



で有りますニコニコ







勝手に写りこんだ熊・・・・。



FPPの大阪、名古屋はイベント都合上、現地レンタル機材なのですが、4月21日の久宝さんのライブではサクラホワイト出動するでしょう!


ドラムセットも作って、今度はオリジナルスティックかなぁーにひひ


なんてことは思いません。110Hであたい、充分。




いやー長いブログだったね。