決別 | あんた、しっかりしいや!

あんた、しっかりしいや!

人生曇り時々雨、たまぁ~に晴れ

不器用にしか生きられないけど頑張らんと!!

決意してから約1年


13年間添った相方との決別


ちょうど1週間経った


カイの手術から2日後、彼は引っ越して行った


5年前のあの悪夢から今日まで、何度も立て直しをはかったけど


どうしても許せない自分がいた


何かあれば彼を責めてしまう、嫌な自分を思い知らされる毎日


彼への思いが愛情を通り越した「執着」だと分かった瞬間から


自分の中で何かが解けて行くように感じられた


そう思えるようになるまで、実に4年かかってしまった


どこまでどんくさいのか…


そして、ようやく彼から離れる事を決意した


彼はかなり抵抗したけど、私のゆるぎない決意に負けて重い腰を上げた


離婚した、子ども達の父親よりも誰よりも大好きだった


それだけに妥協できなかった


きっと彼以上に好きになる人は、きっともう現れないだろう


一年近い家庭内別居


ブログにもそのころから、彼の存在は出さないようにしてきた


ほとんど口をきかず、食事も別、私はリビングで寝ていた


家の中では本当に笑わなかった


娘が私のいない時に、食事を作っては彼に食べさせてくれていた事には


本当に感謝している


引っ越しの当日、最後に私の立てたコーヒーを飲ましたくて、


13年の思いをコーヒーに込めて入れ、無愛想に差し出した


それが私が最後に彼にしてあげられる、精一杯の情の証だった


私が立てたコーヒーが、一番美味いね…と言ってくれていた彼に


最後にどうしても飲んでもらいたかった


13 年分の「ありがとう」と「ごめんね」をこめて…


出がけに最後のお礼とお詫びを告げ、涙でぐちゃぐちゃになりながら握手をした瞬


間から、奇麗な思い出だけが思い浮かばれるようになった


恨んだり憎んだりする気持ちはどこにもない


仕事から帰って、ガランとした部屋で片づける気にもなれずに泣き続けた


今でも彼の残像が家のあちこちに見え隠れする


そしてもう関係ないはずの彼の心配をしてしまう


不自由なんじゃないかとか、身体は大丈夫か…とか…


自分で決めた事、納得はしている


出来るだけ忙しくするよう、家に仕事を持って帰ったりして気を紛らわす


やっとブログに書いていこうと思えるようになったけど、


思いだすにはまだちょっとしんどいという事に気付いた


今後、少しづつ、吐き出していこうと思う



ただ…自分の生活は娘と二人、たまに息子が入るだけで、


平穏を崩したくないと思っている


法律上は一回だけど、事実上は二回の離婚とおなじやしね


後は、ほんまに…穏やかに暮らしていきたい


例の年下の彼氏(?)を生活の中に、ひきずりこむ意識はない


お互いのために…




部屋…



片づけなきゃ…