KiramunePresents READINGLIVE2024 「密室の中の亡霊 幻視探偵」 | ゆるりとしましょ

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4/14 Bチーム 夜公演

出演:暁玄十朗:浪川大輔/斗真摂理:岡本信彦/三条透: 吉永拓斗
浅野宗一:木村良平/鹿島正次:古川慎/笹木三郎:大塚剛央
田辺清:上村祐翔/三条虚霊:古川登志夫

会場:立川ステージガーデン

 

まこにゃんがゲストで出演すると知って、一般枠でなんとかチケット取って行って参りました。

キラミューンのリーライを見るのは約8年ぶりw FCも抜けてたので、一公演確保するのが
やっとだった感じです。そして正面とはいえ席も3階席。見晴らしがよろしかったですわ。

チケ代一律で8800円(実質9000円超え)はちょっとお高いなぁ・・・とか思ったり。
あとで見切り席が出たらしいけどそれでも8000円オーバーだったし、色々思う所はありますが
その辺のことは今回は横に置いておきます。

 

ステージは可動式のソファセットを使ってたり、ビジョンにもできる仕様のセットがあったりと
結構凝ってる。マイクもヘッドセットで演者はわりと移動しながらの感じ。

 

 

ー Introduction ー
平成の名探偵と謳われた暁玄十朗は、幻視探偵という奇妙な二つ名を持つことで知られている。
その助手・斗真摂理は、高慢で気難しい変人ではあるが数多くの事件を解決してきた暁の活躍を支えてきた。
そして時代は令和。暁はある事件以降、長らく依頼を受け付けておらず、
摂理は不調を抱える暁を気遣う毎日を送っていた。
あるとき、暁の元へおよそ100年前に起きたという過去の事件を解決してもらいたいという奇妙な依頼が舞い込む。
それは「黒書館」と呼ばれる曰く付きの館で三条虚霊が謎の死を遂げた密室殺人事件、『黒書館殺人事件』であった。

 

セットと映像をうまく組み合わせた演出が随所にあって飽きさせない感じ。

ツッコミ突っ込まれのやり取り込みでなみーとノブくんのバディ感が良き。 

なみーの主役たる雰囲気と演技は安心感しかない。
方々に移動しながら、台本を取り換えていく動作があって、なんか結構難易度の高い演出
付けれてたなみー。
あれって「黒書館」にかかった演出だったんだろうけど、ラストに積み上げられた本の山に
スポットが当たるのも洒落てたなぁ。

 

「幻視」で事件の真相を紐解いていくんだけど、犯行動機と殺害の仕方の説明が
物語の肝だったんだよね。それと語られる人物の順番も。

話が進んでいく中で明かされる事実が苛烈さを増していくわけで・・・。
虚霊さん、どれだけ鬼畜なんだよ…と。

 

事件の真相は予想してたのと違ってたけど、納得できる感じだった。
あと、物語の中盤あたりでなんとなく思い浮かんだ摂理への違和感の正体がわかった時、

思わずニヤッとしてしまったですよ。「幻視」にそれも含まれてるのか…!ってなって。

思えば、摂理の信くん、並んでたけど一緒のソファには座ってなかったんだよねぇ。

 

さて、キャストさんたちのことをちょっとずつ。

書生姿のゆうと、似合うなぁ。良平くんもだけどひまわり組は舞台芝居も違和感なくて
素地もあってか、ナチュラルにそこにいる感じ。


透役の保住くんと三郎役の大塚くんは演技してる所を初めてみた子達。

周りが手練ればかりなので上手く乗って聴かせてくれた感じだったかと。

 

良平くんはほんと、フラットに演じる人だなぁ。クセがす少なくて見てて聞いてて分かりやすい。
これはこれで才能なんだと思う。伝わりやすいルートを捉えて演じてる感じで。

 

信くんってあざとさとピュアをいい塩梅で出せる感じ。

なんとなく「幼い」イメージがあるんだけど、それだけで押す芝居もしてないし、見るたびに
何かしら意外性を感じられる子でなみーとのバランスが凄くよい感じだったなぁ。
 

なみーって絶妙な緩さと緊張感を使い分けてキャラを見せてくれるから凄いなぁって

いつも思う。物語世界に引き込む訴求力が強くて、面白いくらい目と耳が追っちゃう。

 

登志夫さんはマジ狂気がこわかった。どんどん、「虚霊の狂気」が濃くなっていくんだもの。
人がグラデーションで狂っていく様を見せつけられた感じで、ほんと、怖かった。
役から降りてトークしてる時は優しく話してたから余計そのギャップにびっくりしたし。

 

まこにゃんは、やっぱり心情系の演技が好みで凄い好き。

元軍人って設定のガタイの良さもなんとなく察せれる声音で登場して、低音で語る

その声と空気が深い後悔を感じさせるとか、画がなくても気持ちの揺れや
高ぶりが分かるって凄いのひとことに尽きる感じ。
雪の治療法に僅かな望みが見えたとき、心から静かに嬉しそうにしてて、

そのあとに知った事実を前に「絶望」するのが目に見えるようにわかるという・・・。

 

劇中、ストップストップモーションでその場に留まる瞬間があったんだけど、おそらく、

なみーと信くんのアドリブで、立ち姿がキレイだといじられる一幕もあったまこにゃん。

いじられを必死に我慢してスンとしておりましたw

 

ラストのフリートークで、役と本人のギャップを愛おしいくらい披露してくれたまこにゃん。

本番当日の朝から、既にいつも見てた明るい髪色から黒髪になってたはずなのに
それに気づいたのはが昼公演を終えてからだったみたいw

凄い集中してたからかな?

 

久しぶりのリーライ、物語も演出も自分が観た時期とは違うことがいっぱいあって、
充実した時間を過ごせました。
続編も決定してるし、スポットで聞いた浩史とよっちんの組み合わせもちょっと気になるし、

メンバー次第ではまた考えようかな?とか思ったり。
生であびる声優さんたちの演技はやっぱり尊いものです。