リーディックシアター「TORIKAGO」 アデリーEND | ゆるりとしましょ

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現地で最初に鑑賞したのがアデリーENDでした。
なので、行きついたラストを観た時それはもう衝撃的で。

後に分かったことだけど、このENDが一番エグイ展開だったらしい。
 

作中で「コウノトリ」って単語が何度も出てくるし、アデリーがそれなんだけど、
コウノトリから連想するのが「赤ちゃんを運んでくる」とか派生して「こども」とかだと
思うんだけど、そのコウノトリであるアデリーが捕まった理由が幼児誘拐…。
その意味も含んで「コウノトリ」をキャラの一つに選んだとしたら、作家先生は
どこまで考えていたのかちょっと気になるなぁ。
 

アデリーエンドでは、アデリーがキリを傘で刺してエンディングに向かうんだけど、

そのことでキリ死を迎えた展開に。
アデリーの一刺しが直接の「死因」ではなく、本当のキリ自体はすでに亡くなっていて
そこで起こった「死」はレインの心の中での出来事だったのか・・・と鑑賞しながら
私は理解した。

 

この時の拓ちゃんの 演技がすごくて。細い糸でどうにか保ってたものが、
一息に瓦解するような絶叫と慟哭を目の当たりにした感じ。

アデリーENDなのに、誰よりも辛いエンディングを迎えたレイン。
そして、傘を引きりながら退場していくアデリーな勝平さんの後ろ姿が忘れられない。

私の初回鑑賞だったアデリーEND回。
この時点では、レインは「母とよく似たキリを愛してはいけない」「母に恋心を抱いてた?」
くらいの認識だったんだけど、これの理由が単に兄妹だからってだけじゃないんだって
私が理解したのは後のレインENDとカナリアENDを鑑賞してからという。
その伏線の張り方よ…脱帽モノですわ。

物語を追うのに必死でとても記憶が曖昧です。
なのでとりあえず、この章はここで一旦区切りをつけます。
たぶん、ブルーレイでたら観なおしてわーきゃー言って追記すると思われます。