環優舎の英語教育は毎日20分、外国人の先生と一対一で行います。また食後にグループで英語の絵本を20分読みます。ほとんどのお子さんは環優舎に来るまで英語に触れたことがないのでphonicsのワークシートからはじめます。先生と会話をしながら、アルファベットの文字の形を覚え、発音やその文字で始まる単語を覚えていきます。Phonicsをきちんとやると、母音、二重母音、子音の52音のほか子音ブレンド、韻などをやりますので、本を一冊終える頃には語彙も豊富になり、綴りも正確になり、絵本も読めるようになります。使っている教材は英語圏の幼稚園児・小学生が使うのと同じ教材で、歌やゲームはやりません。

楽しそうにやっているときもあれば、嫌々やっている日もありますが、一日も欠かさずにやっています。1年半もするとそれまでバラバラに習っていた"音"が繋がって、ある日突然、幼稚園の子が読むぐらいのレベルの英語の絵本をだいたい読めるようになります。この頃になると先生の言っていることもきちんと聞き取れて、理解しています。まだ自分で英語で文章を考えて回答することは出来ませんが、英語のキャンプに言っても困らない程度に先生の話は理解できますし、低学年向けの英語の読解や文法の教材で回答方法が選択肢なら答えられます。

やっと英語を吸収できる土台が出来てきたところです。今まで嫌々英語をやっていた子も、英語の絵本を一冊自分で読めるようになると満足げです。私がスタッフと英語で話している内容に聞き耳を立てて、文句を言ってきたりします。これからは英語がわけのわからない音から言葉になり、文字から単語になって飛び込んでくるので、英語学習の効率が加速度的に上がっていきます。環優舎の子どもたちはあまり英語で話せませんが、これから徐々にアウトプットが出てくるでしょう。

これは駐在員の子供たちが現地語を覚える過程と同じです。現地の学校に通わせると年齢にもよりますが3~6ヶ月ぐらいで周囲の人の話を理解して、6ヶ月~1年ぐらいで現地語でコミュニケーションが出来るようになります。。環優舎の子供たちは1年半~2年かけて駐在員の子の3ヶ月目に到達しました。

私自身も子供のころに体験したことがあるのですが、ただの雑音や暗号のようだった英語がある日突然生のまま聞き取れたり、読めるようになってくるのです。その日を境に雑音ではなく"英語"に囲まれて暮らすので、嫌でも身についてしまうのです。もっともそこからどこまで英語が上達するかは本人の努力によります。それでも意識しないと英語が耳に入ってこない状態と、無意識でも聞きとれてしまうのでは格段の差です。

英語が特に好きでもない普通の子にどこまで英語を教えられるのだろうと思っていましたが一年半経って手ごたえを感じています。英語を吸収する土台が出来ればあとは英語を見聞きするたびそのままスルスルと染み込んでいくのでいずれ溢れてきます。吸収力がないと、どんなに水をかけても表層を水たまりが覆っているだけなので、一見して潤っているようでいて日照りが続くとすぐに乾燥してしまう。

英語を好きになってほしいとは思わないけれど、今の時代親の責任で英語ぐらいできるようにしてあげるべきだと私は思っています。なので、環優舎は英語学校 ではありませんが、6年間毎日通って来てくれたらシンプルな日常生活では困らない程度の英語力が身に付くようにしてあげたいと考えています。環優舎でこうした地味で地道な英語教育が出来るのは、子供たちが英語以外の目的でやってきているにもかかわらず短い時間でも有無を言わさず英語を毎日やらされるからでしょうw 語学習得は楽器練習や漢字練習みたいなものだから、つまらなくても仕方がない。でも我慢してやった分は必ず成果が出るからね! 環優舎の英語はそんな感じです。