娘の学校へ用事があって出かけたらちょうど小学生が学力テストを受けているところでした。モンテッソーリ・スクールには宿題や試験はありませんが、娘の学校では上級クラスになる小学校3年生以降になると毎年1回全国共通の学力テストを受けます。テスト結果は学校が自分自身の教育プログラムを客観的に評価するための参考とするそうです。結果は保護者にも知らされます。
いつもは教室のあちこちで勉強している子供たちがいわゆるスクール形式と呼ばれる一列に並べた机に座って、同じ方向を見てすわり、監視の先生がいる中で試験を受けている様子はモンテッソーリの教室からするとちょっと異様でした。もっとも普通の学校からすると教室のあちこちを子供たちが自由に歩き回っているモンテッソーリ・スクールのほうが異様なのでしょうが...。
子供たちは普段、自分が興味のあることを学び、わからなかったら本で調べたり、友達と相談したり、先生にアドバイスをもらったりしながら学習をしています。時間も納得がいくまで好きなだけかけられます。テストを受けたことがない子供たちのために娘の学校では模試の直前に試験を受けるための"ルール"や"テクニック"を教えます。
・試験中は友達や先生には相談してはいけない。
・わからなくても調べてはいけない。
・迷ったら一番近いと思う答えを選ぶ。
・わからないときはそのまま飛ばして次の質問に行く。
普通の学校へ通っていた私や多くの人にとっては常識以前のことばかりですが、こうして書き出してみると毎週テストを課すことは毎週このようなメッセージを子供たちへ送り続けることになるのかもとちょっと気になります。
テストがないのは親として一番気を揉むところですが、先生曰く子供たちを毎日観察していれば、テストに頼らなくても子供の理解度はわかるそうです。モンテッソーリ・スールは毎日が試験のようなもので、確実に理解して満点を取らないと次の教材へ進めません。テストの翌日から、結果にかかわらず次へ進んでしまうということがありません。
テストひとつとっても親の価値観を揺さぶられます。
ちなみに、日ごろテストを受けていなくても学校の平均は全国平均よりは高いそうです。
モンテッソーリ教育
ぐるっぽにご参加ください。