こどもにやらせたいこと、体験させたいことは沢山あれど、一日24時間週7日という限られた時間の中では自ずと限界があります。何もしない余白の時間も大切なのでますますバランスが難しい。塾やお教室から、子育てNPO、美術館や博物館、デパートの催しものまで、子供の為になりそうなイベントが沢山あって、親の仕事は情報収集と選択、これに尽きると思います。何をどのレベルまで誰に教わるのか...という判断は限られた時間を効率的に使うためにはとても重要です。

 

スポーツや芸事、勉強で一番になることを目標に集中と選択をしているご家庭もありますが、わが娘にはそこまでの才能を見出せないのでオールラウンド・プレーヤーとして人生を楽しめたらという思いで一日の生活時間を決め、学校やお稽古を選んでいます。

 

 

まずは、一日の大半を占める学校選びについて我が家の場合をお話します。

 

 

娘はモンテッソーリの幼稚園へ通い、モンテッソーリの小学校へ進学予定ですが、いろいろな小学校を検討して娘の小学校への進学の決め手となったのが学校で過ごす時間の効率のよさです。世の中には学校では学べないことが沢山あるのに、学校で勉強して、塾や家庭教師と補習をして、家で宿題をして...というのはあまりにも時間の無駄に思えるのです。

 

 

モンテッソーリの学校は、喩えるなら個人指導の塾。子供が興味を持っている旬のものをそれそれ学ぶので、興味のないことを嫌々勉強するのと違い効率がよいのです。モンテッソーリ小学校には教科書はありませんが、子供が触れられる教具が揃っていることも効率的な学習を可能にします。テストや宿題はありませんが、理解するまで先の教材へ進めないので、わからないまま先へ進み後で躓くということもありません。テストや宿題がないので放課後の時間を自由に使えます。

 

 

モンテッソーリ・スクールの先生からは「勉強は学校で教えますから、放課後は勉強以外の大切なことを学んでください」と言われました。「勉強だけなら塾でも出来ます。学校は勉強をするだけのところではありません。家庭でも学習習慣を身につけてください。」という学校が多いのである意味正反対です。

 

 

日本ではモンテッソーリ教育というと幼児期の敏感期を大切にすることや集中力を養うことが有名ですが、モンテッソーリの小学校の教具はあまり知られていないと思いますのでいくつかご紹介しますね。小学校でも同じように子供の興味のタイミングと、何かに熱中するときの集中力を活かして学問に取り組みます。

 

 

たとえば人類の歴史は長い年表と沢山のカードがあり、図書室から図鑑や資料を借りてきて、自分で読んでカードを配置していきます。歴史にハマッている子は何度も何度もこれを繰り返し、そのうちに資料を見なくてもスイスイとカードの配置が出来るようになります。自分で新たなカードを作成することもあります。先生に進められてレポートにまとめるかもしれません。やがてこの教材では飽き足らなくなると次の教材へ進みます。この学習方法は同様に火山の模型や、生物の分類、星座などいろいろな応用が出来ます。

 

 

地理の学習は好きな地域を選んで質問カードに答えます。どんな人がいつ頃から住んでいますか? 言葉は? 通貨は? 産業は? ...など。上級生になると国の財政状況や輸出入など質問も難しくなります。教科書がないので全て自分で調べないとなりません。

 

 

作文や小論文は、ブログネタのようなテーマが沢山あるのでその中から気になるテーマを選び、質問カードをヒントに書いていきます。オリジナルの発想が生まれるコピペできないようなテーマや質問が用意されています。

 

 

モンテッソーリの小学校では自分で答えを探さねばならないので、教科書に線をひいて丸暗記するより時間も手間もかかり、調べ方により答えも一つではありませんが、このほうがより確実に学べるのではないかと思います。家で勉強する習慣は身につきませんが、学校にいる時間は研究職のように過ごしているので、"調べ物学習"の姿勢は身につくと思います。学問には終わりがないといいますが、子供にテストの勉強や宿題をさせることは、指示された限られた範囲をやれば"勉強は終わる"と毎日繰り返し教え込んでいることになるのが気になります。

 

 

なるほど、こういう教え方があったのかという感じですが、ホームスクーリングでこれらの教具を子供の関心に先回りして全教科揃えるのは大変なので我が家ではモンテッソーリ・スクールを選びました。

 

合格モンテッソーリ教育 ぐるっぽにご参加ください。