苦しみを苦しみと感じられない4 | ちいさなへや

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苦しみを苦しみと感じられない3

 

わたしにとっての苦しみの正体は

ダメな奴だと思われたくない
いい人だと思われたい
自分の思い通りにしたい

など、他にも挙げればたくさんある“欲”でした。

欲がある限り、苦しみをいくらなくそうと思っても
苦しみは追ってきます。

わたしはずっと苦しみに追われてきました。
苦しみを遠ざけようとしても見えないフリをしていても
追われ続けていたのです。

ここで言う“欲”とは
お金が欲しいとか
地位や名誉が欲しいといった
“欲望”とは少し違います。

たとえば、
子育てをしているときに
子どもが何か悪さをしたとします。
本当にその子のためを思うならば
冷静に叱れるはずですが、
我を忘れてヒステリックに怒鳴ってしまう、という人がいるとします。

なぜ怒ってしまうのでしょうか。

そこには相手を正したい、言うことを聞かせたい
思い通りにしたいという欲があるのかもしれません。

こんな風に“欲”は誰しもが持っているものです。
特別なことでも悪いことでもありません。
ただ、当たり前でなくそれを“欲”だと気づかなければ苦しみは決してなくなりません。

だから、苦しみを苦しみだと感じられる人は
とてもラッキーなことなのです。

怒りたくないのに怒ってしまう。

苦しい。いやだ。

それは本当の自分の魂の叫びなのかもしれません。

わたしにもたくさんの欲があります。
自分はどんな欲をもっていて、
どんな状況で苦しくなるのか。

ふるゆらで勉強するうちに徐々に見えてきました。

つづく