行ってきましたよ南相馬市へ
宮城県の仙台南から相馬市に行きまして
そこからは海岸線に沿って南下し浪江町まで
相馬市の6号線の道の駅そうま。あたりは人家も密集していますが
一度宦官線の方に足を踏み入れると
ガレキは既に撤去されていましたが
基礎だけ残った家の跡ばかり
団地だったと思われる区画されたところに道路だけが残っていたりした
海岸線に沿って堤防が築かれていたんだろうが
その修復と新しいテトラポットがたくさん置かれていた
津波に流されずに残った松も枯れそうに赤みがかっていた
津波にさらわれたあとだろうか、見渡す限りの草原原野でした
原野からちょっと小高くなっているところに行くと
流されたのであろう車の残骸が乗用車は乗用車、トラックはトラックと
ガレキはガレキで盛んに処理をしているようです
が数が数だけに、日に日に減っているとは思えないですね
車を降りてみると
柴犬くらいの犬が尾っぽを振りながら近づいてきて
ワンと吠えて頭を横にかしげています
すごく馴れ馴れしいんですね、何か欲しいのかと言うと
尾っぽを振りながらお座りをしています
仲間のひとりがおむすびをあげたら食べず口にくわえて
犬が隠れるほど伸びた草むらに消えました
くわえて持っていったということは、そこには子犬でもいるのかしらと
可哀想になってしまって
おむすびとかせんべいとかの食料を草むらにおいてきました
相馬市から海岸線沿いに
南相馬市・浪江町と行きましたに道路のいたるところにバリケード
原発事故で放射能漏れで現在も中に入ることはできません
引き返して南相馬まで来て道の駅でお昼を食べゆっくりしました
道の駅みなみそうま
飯舘村に入りましたら
人の住んでいる気配は全くなく
シーーンと静まり返ったところを
車だけがせわしなく行きかっていましたね
人がいたと思ったら
除染の作業員ばかりです
家の入口にはロープが貼られて
窓はシャッターが閉ざされてさながらゴーストタウンですね
もちろんそういうわけですから
田畑は荒れ放題です、田んぼには雑木が芽吹いています
とにかく書いても書いても書き尽くせない程の光景
復興してきているとか言っても、まだまだその言葉を鵜呑みにするわけには行きません
この原野に人が戻ってくるのは
たぶん何十年もの年月がかかるんだろうなぁと思いました
中部南海地震が来たらって考えたら
空恐ろしくなって来ましたね
もちろん来ないで済むなら来ないで欲しいですね