大正7年生まれの私の親が惚けもしないで頑張っています
今日は2週間に一度医者に行く日なのです
よそ行き支度(外出のための支度)に着替えて
曾婆ちゃんが先に車に乗り込む、ちょっと遅れて曾爺ちゃんが来た
曾婆ちゃんが慌てたように大きな声で
「爺ちゃんそんな汚い靴を履いて来ちゃダメだってば」
耳の遠い爺ちゃんは平気な顔をして車に乗り込むと
「大丈夫だよ、おまえに言われなくてもちゃんとしてきたよ」
いつもそんな会話をしてから
いざ出発!! 医者に着くとお盆明けだからか凄い人である
今日も涼しいので
私は車の中で月.火と出前公演の出し物を練習していた
車の中は小さい個室なので結構集中できますね
共に60分貰ってますから、手品と紙芝居で20分~30分
残りの30分をカバーする訳なんですが
30分の時はゴローちゃん(腹話術人形)の出る幕がほとんど無いですね
それでも一応タイムを気にしていて
ラスト5~10分前になるとゴローちゃんに出張って貰います
月曜日はこの前の方達よりも年配だと云うことですから
それなりのネタを準備しています。
他の二人のメンバーさん達も
最近はなかなか堂に入った物になってきましたよ
手品のしまちゃんに何度も言っているんですが
「失敗」を売り物にすれば余計笑いがとれて、その上時間稼ぎにもなるから最高だよって
ですが
失敗することは恥ずかしいことなのだという観念があるんでしょうね
まっそれをゆっくりじっくりと攻めていきましょう
そして27日(土)は
隣町の民話を教えている人達の一周年記念公演
私もそこでお祝いの挨拶をしたり
最後に模範民話を1話語らねばならない
それの稽古もせねばなるまいな
なにしろ模範?と言うことになればね~~
お客さんも
民話に携わっている人達がずいぶん来ますからね
やはりそうとう気を入れて稽古しなきゃ
民話は覚えている物だが、稽古するのは「間」「緩急」「トーン高低」
これを重点にすれば
人を引きつけること間違いないですね
そんなこんなしているうちに
医者様に診てもらった二人は心なしかニコニコしているように見えた
心理的に医者に診てもらうと
それだけでもっと生きられるよって暗示掛けられた気がするんでしょうかね~
車に乗り込んだ二人
「爺ちゃん 前とおんなじ薬か――――
ずいぶん貰ってきたな~よかったな~爺ちゃん」
「ああ~そう言うおめぇも いっぱい貰えて良かったな~」
なんかの収穫祭にでも行ってきた
二人の会話でした・・・・・