ありがた~い千手観音様 | 脳梗塞と民話語り

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よう来なすったなあ~、ゆっくりしてきなっせ~





月・火曜日はブログ定休日だよ、

俺の 愛しきかあちゃんの母親が なくれての

   49日法要が行われた



80歳で逝った 訳であるが

  80歳が長いか短いかは別にしても



親と子の別れは 実に悲しいものです


その別れの中で 子供が先に逝くのは もっと悲しい

   広い世の中には 沢山いると思うんです



事情は人それぞれ あるでしょうが

  どんな事情があるにせよ、

    子供が先に逝くのは 親不孝そのものであるように思う


89歳になる両親が俺にはいんだけとね、

  俺も脳梗塞で10年前 死んじゃうんじゃね~かと思ったわけでして

     


ところがですよ、死なね~で 生き残っちまった

   それが今は ブログ なんちゅうのかいてんだから不思議だよね



でも、親っちゅうのはありがたいもんですよ、

    そういう病気になると 

       心配で心配で、なかなかあの世とやらに逝けないんだとか???



つまり、それって!! 親孝行してるワケ??



そんな馬鹿なこと云いながら 暮らしてんだ

  夕ご飯食いながら ボケもしない、寝たきりにもならない

     それが最高だよねって 云ってます





今日はあまり乗ってこないので

  ひとつ むかしばなしを書いてみます




昔々ナ、あるところに、食うのもままなんね~お寺があってナ


和尚さんは、思い切って千手観音さまをご開帳してナ


人を集めんべ、っつと、考えたんだと


寺だいだい伝わる、宝もんでヨ


参拝する人にも見せたことがねがったんだと


いよいよ観音様のご開帳をすっとナ


「ありがてえ!おすがたがおがめる」


と押すな押すなと参拝人が詰めかけたと


ある日のこと、参拝人の一人が、和尚さんに聞いたと


「千手観音様はナ、お手が千本もあるそうで」


「さよう、さよう、」


「ほれなのに、お足の方はたったの二本、これは、まあどうしたわけなんだべ」


聞かれた和尚はナ


真面目な顔でナ、観音様に一礼してナ


「よいところに」気がつかれた


そのお足がたりないのでナ、ご開帳してるんじゃ・・ヨ」



                        お し ま い




                 kanya-suzu