好久不見(久しぶりです)!その度に変わっていく上海。 | ビジネス中国語 漢和塾の窓

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漢和塾の代表、小川善久が綴る中国ビジネス関連ブログ

  毎度毎度、同じようなことを言ってるような気がしますが、9月25日に日本に戻り、あっというまに6週間近くが経ちましたが、今回の中国・台湾出張までは随分長く感じました。日本では何事も計画通りに進めないといけないプレッシャーで、1週間があっと言う間に終わります。そんな中、会社も12年目を迎える中、業績は鳴かず飛ばずではありますが、先の手だけは随分前から準備していたので、今は飛び立つ前のしゃがみこむ時期だと割り切ってはいます。

 

  そんな日本から日曜日の夜に上海に入ったのですが、当日の朝方から上海は濃い霧に覆われたようで、折り返しの飛行機が到着せず、成田の出発は二時間遅れ、上海の浦東空港に着いたのは現地時間で夜の11時半過ぎでした。更にタクシーに乗って通常なら40分くらいのところ、12時以降は高速(高架)道路が工事中で下道を走ることに。結局1時間半以上かかり、ホテルで眠りについたのは真夜中の2時(日本時間3時)を回っていました。

 

  今回の出張の目的は、とある企業の短期語学留学研修のアテンドとサポート、赴任者の方への現状ヒアリング、漢和塾現地法人のスタッフとの情報交換に教育、更には途中台湾に飛んで、提携先の学校との打ち合わせなどがあります。上海には昨日1日しかいませんでしたが、朝の通勤時間に感じたことは、先を急いで走る車のクラクションが聞こえないこと。つい半年前に上海の街角でクラクションがならない時間を数えたら10秒も持たなかったことを思い出しましたが、中国の他の都市でもあるように、クラクション禁止令でも出たのでしょうか?こちらに住んでいる方はご存じかも知れませんが、出張の度に少しずつ何かが変わっていくのが上海で、この1年で言えば、明らかに皆さん赤信号を守るようになりました。

 

  中国、中国人と言う、あまりにも大括りな代名詞は何の役にも立たないことは以前にも申し上げましたが、ここ上海では、表面的にはかなり日本と変わらない生活ができてしまいますし、若い方のマナーも日本人が見習うように感じることもあります。一方で、郊外に延びた地下鉄のせいか、お年寄りの中には声を張り上げたくなるような無礼な輩にも出くわします。上海だけでも色んな人がいますが、かなり広範囲な格差を抱えながらも変化する人は確実に変化し、変わらない人は特に変わらない・・・それが億単位で存在しているのが中国だとあらためて思いました。