遅ればせながら出張報告!『還可以(まずまず)』な上海! | ビジネス中国語 漢和塾の窓

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漢和塾の代表、小川善久が綴る中国ビジネス関連ブログ

16日に帰国してからすでに1週間が経過、目まぐるしく変わる上海の経済を考えれば、報告と言うには遅すぎる感もございますが、実際に目で見た上海の感想をお話しさせていただきます。


金融危機の影響はどうなんだろう?中国、いや上海の景気は?知人、ニュース、街の人にも聞いてみました。


タクシー運転手 :

 「金融危機の影響?まだ別に感じないね~。景気?まずまず(還可以)だね。」

日系企業駐在員(前述) :

 「飲食店の店主は半減したと言ってるが、実際は30%減くらいかな。特に、接待向けの高級店は厳しいねえ。」

政府系教育機関 :

 「今のところは、それほど影響は出てないけど、そのうち関係してくるかも知れない。」

四川省のニュース番組 :

 「アメリカや、中国の別のエリアから優秀な人材が戻ってくるので、成都の人材業界は大きな期待をしている。」

宿泊先のホテルオーナー :

 「私たちみたいな安い宿泊施設(1泊300元程度)は、まったく影響ないわ。次回も早く予約してね!」

中国人女性経営者 :

 「不動産屋、車など高いものは売れないけど、一般市民にはあまり関係ないんじゃない?」


最後に登場する中国人経営者と私が、待ち合わせをした浦東の「正大広場」には、「H&M」や「ZARA」がテナントとして並んでいますが、その店に入る人、その店から出てくる人、その店の前を通り過ぎる人、やはり「人・人・人」の流れは今までと何も変わりありませんでした。また、彼女の言う一般市民とは、やはり「H&M」や「ZARA」がある銀座を歩く人たちと同じようなレベルの方々で、親子、カップル、女性同士で仲良く手をつないだり、腕を組んで歩いていました。


久々に見た上海の印象は、今のところは少なくとも、『還可以(haikeyi)』(まずまず)でした。