イチローさんはイラストレーター | 一郎のだまされ日記

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チーム黒山レーシング 黒山一郎でございます。

<芸は身を助ける>

 

 

「芸は身を助ける」とはよく言ったもので、イチローさんは小学生の頃から漫画少年で、それも貸本屋さんから借りてきて読むのでなくて、見た漫画を真似て描いていたのが原点。今の人に貸本屋さんなんて言っても分からないだろうから「貸本屋」とは何にか調べてみてね。まあ、赤塚不二夫の「おそ松くん」や横山光輝の「鉄人28号」の世代ですよ。

 

象が鼻にペンを巻きつけて描いた絵でもうん万円で売れるように、芸術にうまい下手はなくて、だから当然漫画にもうまいへたはありません。要は内容と伝えたい事が分かればOK。長谷川町子さんのサザエさんや、蛭子能収(えびすよしかず)さんの絵は誰でも描けそうですよね。でも内容はとなると、これがなかなか難しいのです。

 

 

日頃の生活の中で「これは面白い」と思うことを、自分なりにひねってアレンジ、4コマ漫画にするは描いてみると意外に面白いもの。でも描けない人はどうするのでしょうけど、最初に申しました通り「芸術にうまい下手はない」のです。描いているうちに必ずうまくなりますって。

 

警察官時代、所属先の交通安全のポスター絵や警察部内報の挿絵はすべてイチローさんが描いていました。ヨーロッパ各国を放浪している時、何かややこしいものが欲しい時は、その国の言葉で説明できる筈もなく「百聞は一見にしかず」と言うように「絵を描いて見せる」で一発です。

 

「トライアルの事で思っているけど口には出来ない」事って、この業界で生活させてもらっているから当たり前なんだけど、4コマ漫画やイラスト挿絵だと「苦笑い」で終わるから楽しいですね。