日本の弁護士のワークライフバランス(その4) | 福岡の弁護士|菅藤浩三のブログ

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福岡若手弁護士のブログ「ろぼっと軽ジK」は私です。交通事故・企業法務・借金問題などに取り組んでいます。実名のフェイスブックもあるのでコメントはそちらにお寄せ下さい。

1、ストレス症状の原因・・・事件処理や業務負担の重さ人間関係経営や収入に関する不安がトップ3。不思議なことに、女性は人間関係がトップ1にきている。


 勤務弁護士となると、人間関係事件処理や業務負担の重さ家庭生活との両立の順。この家庭生活との両立という項目は子供があると出てきやすい。

 
 そしてストレスを招く「人間関係」の具体的中身は、驚くことに相手方(第2位)でなく、依頼者がずば抜けての第1位


 面白いのが、1人弁護士は第3位が刑事被告人なのに対し、複数事務所の経営者弁護士も勤務弁護士も両方とも第3位が事務所内であること。
 また、子供のいる弁護士の第4位は家族だと。

⇒女性が仕事にストレスを感じるかは、何をしてるか(業務負担)、幾らもらえるか(収入や経営)、それよりも誰といるか(人間関係)に左右されるようです。
  仕事に限らず食事をするときなんかも、食材は何か、幾らのものか、よりも誰と一緒に食べてるのかで感じる美味しさが全然違うのと同じと理解してよいhatena


 子供が小さいころは育児負担などをめぐって、弁護士各人が皆それなりの苦労をしているようです。挙句に家族がいることまでストレス原因になってるし。
 心構えは「自分だけじゃない。ほんの数年なんだ。中年壮年の弁護士はみなどうにか通り過ぎたはず。」と若い弁護士には割り切ってもらうところかな包丁



 それにしても、ケンカしたりネゴする相手方より、はるかにはるかに、料金をいただいて信頼関係を築いているはずの依頼者とのストレスが、弁護士にとってずば抜けて1位という回答結果にはビックリびっくりお客さんがストレスってことでしょわぁ


 弁護士はサービスに徹するのが不得手ということ(たしかに私も得意な方ではないが)ビックリ 弁護士のメンヘルの核心を捉えるためにも学術的なさらなる研究を期待したい。法務研究財団とか日弁連で研究委嘱してみたらどうでしょうか。

 
 刑事被告人との接し方は、たしかに若い弁護士でもいきなり高度な技術を要する面があるのでこの感想はわかる。が、経営弁護士も勤務弁護士も事務所内でお互いをストレスの原因の第3位にあげているってどうよビックリ
 夫婦がお互いをけなしながら一緒に暮らしているようで、シチュエーションによってはわからなくもないが、なんとなーく滑稽な感じ。

2、自殺願望~ストレスの深刻度合・・・ストレス症状ありの回答者の15
 一番多いのが勤務弁護士・1人弁護士よりも経営者弁護士。また、経験年数でいうと5~10年以内21%が平均値として突出している。

⇒私はいまのところそこまでの深刻なストレスは未体験なのでノーコメント

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