#682 渋谷駅改良工事 2023/8② 新南改札の様子 | 関東土木保安協会

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前回の続きです。
新南改札の連絡通路以南の様子です。
線路かさ上げ前の旧埼京線ホームをまた覗いてみました。
思い入れがありますので、懐かしいです。
右にあるフェンスは、上り下りで線路の高さが変わっていたときの名残です。
フェンスの下くらいまでかさ上げ材を敷き詰めて、二晩くらいかけてホームの半分を高くしたんですよね。


今となってはベタベタに低い旧ホームと、ドア位置のマーキングです。
NEXが停車することはもうありません。
もう少しは30年弱前の初代ホームの痕跡を拝むことができそうです。


ホームの痕跡は、このような駅員の詰所にも見ることができます。
ポスターの掲示がなくなるだけで一気に廃墟感が出ますが、現在も使用されているようでした。


さて、新南改札といえば、今後駅改良工事に伴ってどうなるのか気になるところですが、今回現地で気になる構造物が目に留まりました。
こちら渋谷サクラステージの南方ですが、奥に何やら橋が見えます。


近くに行ってみると、新南改札に直結するように繋がっていました。
これが新南改札廃止後の新しい改札口へのルートと言うことになるのでしょうか。


ここから反対を見てみると、サクラステージにガラス張りの屋根ができているのがわかります。
ここを通って、雨天でも濡れずに改札に行くような動線が計画されているように見えます。


新南改札の真下にある、旧3,4番線ホーム南端の跡です。
前より少しスッキリしました。
改札口への連絡通路がある限りこれ以上大きくは変わらなさそうです。


新南改札に来ました。
駅員がいた改札口にはタッチパネルの案内が設置されており、他の改札口から比較するとごく僅かの利用者に、細々としたサービスを提供していました。
少し前まで有人だった記憶があります。


自動改札機が並んだ奥の方が目隠しされるようになっています。
ちょうどこの辺に上で触れた通路がぶつかるような形です。
改札が将来的に廃止されますが、ホテル併設のこの建屋らは完全には無くならず、今後はここから歩いて橋を渡り、新しい連絡通路の改札へ向かうことになりそうです。


窓から新しい改札への通路のが見えました。
ガラスの屋根は幅広くはないですが、傘を持たなくとも雨天時に移動できるため、非常にありがたいですね。


連絡通路から北へ戻ってみます。
途中、旧連絡通路の名残である階段跡が残っていたので、記録してみました。
ここの階段も過去に何度も無くなると思い撮っていますが、まさかまだ残っていたとは。
数年前はここから上に登ると、延々と山手線まで歩かされる連絡通路があり、動く歩道が設置されていました。
乗客らは案内板の時間を気にしながら歩いたため、朝夕はまるで競歩レースの会場でした。
懐かしいです。


新しい改札ができる東西自由通路の、渋谷ストリーム方の様子です。
青いビニールは新品の養生材でしょうか。まだ剥がされていない状態です。


そのままホームを北に戻り、旧中央改札があった辺りを見てみます。
天井パネルなどもなく、窮屈感、圧迫感はありません。
新しくできたキオスクが目立ちます。
ここも駅舎の工事の進捗により、奥へ右へと面積を増やすことでしょう。


反対側の様子です。
こちらには無人の宣伝用カートが置かれていました。
ここら辺も仮の壁がドウナルカ楽しみです。、


今回はこの辺で。
次回は、1,2番線に降りてみたいと思います。