#623 【一塔両断】 旧DDI小山R.S./KDDI小山上生井局 | 関東土木保安協会

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関東土木保安協会です。
 
前々回から載せている旧DDIのリレーステーションの遺構たち。
記録できているものもあればそうでないものもあるのですが、記録しないと今回のように無くなってしまうものもあります。
物はあるうちに残さないと、誰も知っている人がいなくなってしまいますね。
 
以前、「マイクロ回線探偵団」というサイトを運営されていた方がおり、事業会社の垣根を超え様々な会社のマイクロ回線ネットワークの施設を掲載していました。
今はなくなってしまい、施設の減少と共にその記録も記憶も多くの人から薄れていることでしょう。
ドコモ長津田の件を思い出し、少しでも今見れるものを残そうと思い、ちょこちょことアップすることにした次第です。
 
さて今回は栃木県小山市。
関東平野の恩恵を存分に感じられるこの地にも、田んぼの中にリレーステーション(R.S.)がありました。
小山R.S.です。
この場所がわかったのは、その探偵団さんのサイトに掲載されていた写真なのですが、敷地の後ろに建っていた佐野線の鉄塔を元に特定したのでした。
 
 
見ての通り、現在では基地局として鋼管柱が立っているだけですが、当時は相模原R.S.のような大きな鉄塔が立っていました。
 
  



当時を偲びたいので、探偵団さんのサイトで載っていた写真のように佐野線と合わせて撮影してみました。
画像の転載ができないため、当時はこんなイメージで載っていたんだよ、とご想像くださいませ。
 
 
リレーステーションはマイクロ波通信を行うため、機器の収容函があったと思われます。
鉄塔と収容函が置けるよう、基地局よりは広いスペースが確保されていました。
ここだけ見ると、ずいぶん広い土地がある基地局だと思われる方もいるでしょう。
転用されたため、このような背景があるのです。
 
 
立派な入口には「KDDI管理地」の文字。
旧DDIから移ったものと一目でわかります。
それにしても、鉄塔も建て替わってしまった今となっては広い土地です。
 
 
基地局用の鋼管柱。
上部解体などで鉄塔を転用できたと思いますが、撤去する場合と流用する場合とで事情が異なるのでしょうか。
もしかしたら、別の場所に転用されているかもしれませんね。
 
 
ここは収容函などなく、野ざらしの基地局でした。
機器も小さいですね。
細い塔と小箱が並んでいるだけで十分なので、リレーステーションよりも簡素な設備で十分になります。
 
 
例に漏れず基地局名はローカルなものになっていました。
小山上生井局。
もうこの周辺のための施設になりました。
 
 
 
そのまま使われている鉄塔。
切断されて使われている鉄塔。
撤去されてしまった鉄塔。
リレーステーションの運命も、様々ですね。
 
 
 
<参考>
・マイクロ回線探偵団 : KDDIグループ(サイト閉鎖済)