目黒から一駅、単発レッスンとオンラインレッスン。
10年通える白神こだま酵母のパン教室(ルプチボヌール)の岡田友美佳です。
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先月は低温長時間で作るハード系、16穀米パンがありましたがクープをいれるシーンがみなさん一番緊張されたようです。
講師からの注文も、生地を指でつぶさず、切り過ぎず、浅過ぎず、手早く・・ととにかく多かったですしね。
クープとはフランス語で「coupe」。切られた、切ることといった意味があります。
パン生地にクープを入れると、火通りをよくする、見た目が美味しそうになる、パン生地を膨らませる役割があります。
とくにハード系にはクープが必須。
クープをいれたところから、中の湿った部分が表面に現れふくらんでいきますね。
もしも、クープをいれずにハードパンを焼くと、底や横からぼこぼこ膨らみ始めるので注意してください。
・・とはいってもクープってとても難しい。
柔らかい、べたつく生地を切るため、刃にくっついたり、力任せに生地をつぶしてしまったり・・。イメージどおりにいきません。
それもそのはず「クープ1年」といって、職人さんでも一人前にクープが入れられるようになるまで1年はかかるという言葉があるくらいです。
ちなみに、クープだけ上手にできてもダメです。
発酵がしっかりとれてないと、入れたクープが開かないという現象が起きます。
「クープ」・・たった一本の切込みなのに、実に手ごわいですね!
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