品川で開催された
成澤俊輔さんの講演会
「大丈夫、働けます。」に
行って来ました!

成澤さんは自らを
“世界一明るい視覚障がい者”と
キャッチコピーをつけられています。
川崎市の就労支援事業所
NPO法人FDAの理事長であり、
障がい者雇用や、
多様な働き方改革を専門に、
全国で講演会やコンサルティングを
行っています。

※NPO法人FDA
「フューチャー・ドリーム・アチーブメント」の略で「将来の夢の達成」。

今回のこちらの講演会は、
横浜のダウン症をもつお子さんの
お母さん達「おかあちゃんず」が
主催してくださいました。

もう長年のお付き合いのある
雅美さんが主催された講演会で
実際に雅美さんにリアルで
お会いしたのは初めて!(*⁰▿⁰*)
感動の初対面を果たしました♡



今回の講演会は
タイトルからも分かるように
「就労」についての内容です。

雅美さんから
この講演会のお誘いを頂いた時、
私には正直、あまり関係ないかな?
と感じました。

というのは、
モコには最重度の知的障害があり
将来的もしくは近い将来、
いつかのタイミングで
施設入所になる可能性が高いこと。
その決断が今1番苦しい課題であり、
就労という現実は
全く見えてない状態でした。


そう、成澤さんの話を伺うまでは。



とにかくめちゃくちゃ楽しい‼︎‼︎
成澤さんのキャラが、まず最高。

面白いこと、面白い人が大好きな私の
わくわく感が終始止まらなかったのを
(今もわくわく感継続中)
1番近くでその鼓動を
私が感じてました。


講演会後、雅美さんと話をした時、
雅美さんも私のその今の状況を
以前から知ってくださっていた上で、
「かんちゃんと成澤さんを
会わせたかったの」
と言ってくださいました。

その雅美さんの思惑通り、
このお話、もっと沢山の人に
聴いて貰わないと!そして、
必要な人と繋げないと!と思いました。



成澤さんがこの講演会で
ずっと伝えてくださった事は、
「大丈夫、働けます。」です。

実際に就労困難者支援の現場から
多くの仕事を生み出してきた成澤さんの
その力強い言葉は、決して気休めでも
夢物語でもなく、現実的なお話です。

身体や精神に障がいがある人も
うつ病や引きこもりの人も
様々な生きづらさを抱えた人も
誰でもその人の“強み”を活かした
その人に合った仕事がある。と。

苦手な事はしなくていいんです。
苦手な事は、それを得意とする誰かに
譲ってあげればいい。


“強み”を活かすこと、
そして得手不得手を割振る事は
私も時々ここに書いているけど、
なるほど、この考えは
障害者雇用にも直結する考えなのだと
気づきました。

特に日本は、
教育現場でも社会に出てからも、
“弱み”にフォーカスする事が多いけども
“強み”にフォーカスする事で
1人1人が輝ける社会になるのだと
改めて思いました。



成澤さんがお話してくださる
「働く」ことは、
そう働くことは最終目的ではなく、

「働く」ことで、
その人らしく生きる、とか、
誰かの役に立つ喜び、とか、
自分が安心して自分でいられる“居場所”
を持つことが、大事なことなのだと
感じました。




「大丈夫、働けます。」
このメッセージは成澤さんが
一番伝えたいことで、

誰に伝えたいたかというと、
“今、将来を不安に思っている親御さん”
に。だそうです。

「僕に会うことで、
まず親御さんが
安心を持ち帰ってほしい。」

「だから2ヶ月後、半年後ではなく、
1日でも早く、僕に会ってほしい。
早く会った分、その不安に思う日数が
減るでしょ?」と。

なんだかとても熱く、
いやもう書いてて既に涙が出てくる。

だから、
多くの人に会いたい。って。

だから、
今一番繋がりたいのは
助産師さん。だって。
赤ちゃんの親御さんに会えるから。

それから、
賛同してくれる
企業の経営者の方々。だって。

こんなに沢山の仕事があるんだよ。
好きな仕事を選ぶことが出来るんだよ。
と、伝えたいから。


なんだろう、
とにかく熱い。

すこぶるこの
込みあげてくる感情は何だろう?



モコは将来的には施設に入るから、
なんて言ってられない。

モコだけじゃない、
すべての障がいのある子たちへ
生きづらさを抱えた人たちへ
何が出来るだろう?



私が出来るのは、
ここに書くことだ。
これを伝えることだ。

1人でも多くの方に
興味を持ってもらうことだ。

人を繋げることだ。





そして成澤さんから
「今すぐできること」として
こんなメッセージを頂きました。


「お子さんの出来ること、良いこと」を
100個リストアップして下さい。

「この100個の中に
将来仕事に出来そうな事が
1個でも2個でも見つかったら、
そこを今からさらに伸ばせるように
サポートをしてください。」


なんてシンプルで
そして深い。

これが我が子の“強み”になる。


早速リストアップを開始して、
現時点で40個書いてみた。
これ以上浮かばないので
先生や支援してくださる皆さんにも
聞きながら、仕上げようと思います(^^)


このリストアップをしながら
帰路についている間、
もうモコに会いたくて会いたくて、
たまらなくハグをしたくなって
急いで帰ったら、
そうだ、今日はお泊りデイで
モコは不在だったのだ。

モコロスの一夜を明けて、
そろそろモコをお迎えに行く時間だ。


たっぷりと
ハグをしよう。


好きなことをたくさん見つけよう。










貴重なお話をしてくださった成澤さん、
企画してくださった雅美さん、
おかあちゃんずの皆さん、
会場で一緒になった皆さん、

素晴らしい時間を
ありがとうございました。