2025年 4月20日 pm14:00

 

本日二度目の喫茶店である

 

鬱になると、大体が引き篭もると思うが

 

僕の場合、消えたくなる

 

海か、山か

街から姿を消して、完全に孤独になるには

大自然の中に特攻するしかない

 

年に数回、登山をするけど

鬱が理由で、消えたくて山に登る事が多い

 

ぽーーーん!と何処かに消えたいと思ったけれど

お金がかかるし、その後の体力が心配だ

 

近場で消える方法は

喫茶店の雑踏に紛れる事

 

喫茶店では何か作業めいた事をしていると

その店の空気となり、完全に匿名性を帯びる

 

僕の中では

消えた感覚を得れる

 

従って、二度目の喫茶店を肯定する事にする

 

朝、職場に休みの断りを入れ

同時に給料はいらないから手伝いだけすると連絡

 

開店準備、掃除、電話番だけ行った

 

無数の声が響く脳内と

荒い呼吸でも、機械的な事は出来る

 

以前はすぐに休んでしまったけれど

少しは社会に慣れてきた気がする

 

突然割れてしまって

ダメになって休むのも久々である

 

世話になってるのに

ワガママ聴いてもらってるのに申し訳ない

 

ロクで無しは

自分の粗暴で

どんどんと居場所を失うのだ

 

ファミリー、友人、知人

 

コミュニティには関係の深度がある

 

取り分け職場と言うのは

深度が浅い

 

個人では無く

役割と技術による契約だから

 

まだ深度が浅いコミュニティでも

居場所が無くなってしまったら

 

申し訳立たない

 

ほんと、生きててすみません、である

 

その想い故だった

 

職場の人達は

「元気そうじゃーん!」って言うんだけど

 

表層と内面が全く違うんです

 

動けてる風なのは

機械的でコミュニケーションを必要としない事ばかりで

内側は泥の濁流だ

 

何とかパターン化された動きに

しがみついている

 

話しかけられても

「いやー、すみません」

「出来る事はやらせてください」

しか言えなかった

 

重力が何倍にも感じる

少しの動きで息が上がる

 

胸の泥水や

重力の話や

 

内感覚の話をすると

 

そんなもんじゃない?って言われるのが

少し寂しい

 

分かってて

それでも動いてる人はすげぇなって思う

 

しんどい人には気持ち分かってあげたい

 

どうしようも無くても出来る事はやろうと思った

 

何とか中番の人にバトンタッチして

職場を出た

 

山に消えたい

ぽーーーん!と飛び出したい

 

僕が好きなアーティストが

以前、精神安定について語っていて

 

「飯食えない、寝れない、が、一番やばい」

って言ってて

 

本当そうだと思った

マジでどっちか続くと人間おかしくなる

ズレていく

 

まずは食べようと思った

 

店の近くに

チャーシュー麺が有名なラーメン屋がある

 

数量限定で

完売すると店が閉まってしまう

 

夜も営業してるのだが

お昼で完売する日も珍しくない

 

幸いな事に

初めてお店に入れた

 

ぶっきらぼうの職人気質な大将が

黙々と営んでると思いきや

 

地域の人と密接な関係を築いていた

お客さんを名前で呼ぶわ、お子さんに学校の事聞くわ

 

地域のお父さんって感じ

 

自我に引きこもっている

外に出るタイプの引きこもりの僕にはその景色が痛い

 

本当に話したくて話してんの?

営業ちゃうん?って思う自分が嫌になって

 

帽子を深く被って

本を開いた

 

美味しかった

 

ただ、中毒的な旨みをぶつけられる様な

ラーメンじゃない

 

滋養強壮を感じる

スープの奥に漢方の苦味が薄くあって

健康になるラーメンだった

 

少し体調が良くなった

 

アパートの駐車場に車を置いて

階段を登っていく

 

一歩ずつ部屋に近づく度に

足取りが重たくなる

 

飼い犬に会いたくない

やはり今日は消えたい日なのだ

 

ペットホテルに電話するけど

今日は一杯の様で

預けれる知り合いも居ないし

居たとしてもコミュニケーションを取りたくない

 

仕方無いから

一旦寝よう

 

そう思って扉を開ける

 

飼い犬が出迎える

 

腰から尻尾をブンブン振って

嬉しそうだ

 

こんな俺でごめんなさい

 

そう思った

 

布団に転がると

放り投げた右腕に2匹とも寄って集る

 

1匹はアゴを置く

1匹は腕の上で横ばいにビヨーンと伸びている

 

寝かしつけていると

うとうとして来て、自然と寝てしまった

 

スッキリ目を覚ます

丸一日寝た気分

 

時間を見ると30分しか経っていない

 

しんどさは嘘みたいに無くなっていた

 

ぼんやり天井を見つめる

とりあえず、分かっている事はしたい事しないと

あかんって事

 

家に居たくない

やっぱどっか放浪したい

けど体調を考慮

 

結果、喫茶店に行く事にした

 

家を出る時の

犬達からの意識は相変わらず鬱陶しい

頼むから数日独りになりたい

 

元気があるので

マスターと小話する近所の喫茶店でも大丈夫そうだ

 

日記を書いていると

マスターが話しかけてくる

 

マスター「もうすぐ地元に引っ越すんだろ?」

(2ヶ月後に僕は地元に帰る)

僕「そうっすね!」

 

マスター「向こうではカメラマンはしないのかい?」

(一年半前までカメラマンをしていた)

 

僕「いやーしないっすね。写真は撮りたいですが」

(カメラマンは嫌、写真は好き。って話)

(マスターはピンと来ていない)

 

マスター「じゃあ、マッサージかい?」

 

僕「そうっすね。仕事で続けれる事がマッサージくらいしか無くて」

(マスターはピンと来ていない)

 

マスター「出張マッサージ儲かるらしいよ!」

 

僕「ご高齢、病気の方向けですよね?僕には重すぎます」

(マスターはピンと来ていない)

 

お客さんが来て

マスターは仕事に戻る

 

僕は書く事に戻った

 

職場のおばちゃんから

連絡が来る

 

おばちゃん「しんどい中手伝い有難うね。助かったよ!」

僕「いえ、使い物にならなくてホントすみません、、、」

 

愚にもつかない


こんな日記を投稿しようと

携帯からWi-Fiを飛ばす

 

PCからWi-Fiを検索する

 

僕の携帯は
「たっくんのiPhone」
と表示される

 

その下に
「あっくんのiPhone」
と表示された

 

見渡すと
奥の方で太っちょのサラリーマンが
気難しそうにパソコンを叩いている

 

少しだけ、救われた