さてさて、Sさん、3回目のレッスンでした。
通常ですと、この3回のレッスンでひらがなは終わる
んですが、できませんでした。
あ行、か行はよく覚えていたのですが、
さ行からは無理でした。
自力で覚えるのは無理なケースです
さらに、今日から10日間はレッスンができない。
仕事はハードになる。
とても、ひらがなを覚える余裕はないよなあと思います。
しばらくは、レッスンができる週とそうでない週が続くので
ひらがなはボチボチやることにしました。
そこで、昨日やったことは
日常会話でSさんが日本語で言いたいことを
教えました。
基本的に同僚は日本人ばかりで、その日本人の方は英語が話せない。
Sさんが日本語を覚えるしかない環境なんです。
だから、彼も日本語でどういうか知りたいことが
たくさんあったようです。
最初は質問があまり出てこなかったんですが、
Sさんがどんな仕事をしているのか説明してもらっていたら、
ぽんぽん出てきました。
(Sさんも私も英語ができるので、
英語で質問してもらって、
私が日本語でどういうか教えました。)
例えば、「手伝ってください」とか。
日本語を教える文法的には
「みんなの日本語」では第14課で、
動詞のグループ分けを教えて、
て形を教えないといけない。
でも、生徒さんにとっては、まず、これを言いたいんですよね。
実際に日々の仕事で使うから。
あと、仕事に関わる専門的な動詞とか。
単語だけじゃなく、文脈を教えてもらった上で、
該当する日本語を選んでいきました。
その時のSさんは、ものすごくいきいきとしていました。
教えた日本語もノートにしっかり書いていました。
ひらがなのクイズの時とは大違い
でも、そりゃそうだよな〜っと思いました。
だって、本人からすれば、読むことより、
実際に日本語でコミュニケーションを取る必要があるんだから、
必死だよね。
そして、教えてもらったことが
すぐ使えるんだからね。
そして、あと3つ説明しました。
1日本語と英語の語順の違い
日本語は SOV
わたしは りんごを たべます。
S(主語) O(目的語) V(動詞)
英語は SVO
I eat an apple.
S V O
この語順がわかっていて、言葉を並べたら、助詞を言わなくても、
聞いている方はだいたい何を言いたいか分かりますよね。
2疑問文は文の最後に「か」をつける。
または文の最後に「か」があったら、質問されている。
これはとってもとっても大雑把な説明で、大丈夫かな?
とも思ったけど、とりあえず、これ、言いました。
「ごはん 食べます」これは前回やって、覚えていたので
聞きたい時は「か」をつけてね、と・・・
ごはん 食べますか。
粗い、粗すぎる でも、本気のサバイバルです。
3動詞の活用
ます・ません・ました・ませんでした
「食べます」を教えているので、
present/ positive 食べます
present/ negative 食べません
past/ positive 食べました
past/ negative 食べませんでした
文法書には present→ non-past
positive→ affirmative と書かれていますが、
英語がネイティブじゃない、
語学をそんなに勉強したことがない生徒さんには
わかりにくいようなので、私はpresent,positiveを使います。
または
食べます I eat
食べません I don't eat
食べました I ate
食べませんでした I didn't eat
と板書することもあります。
ということを教えて、3回目が終わりました。
やっぱりね、私は生徒さんの「わかった!」時の
顔を見るのが好きなんです
どうでもいいけど、
今月はヨガスタジオに通うことにしました!