新しい年、平成31年が明けました。
心配された天候も前夜から晴れ渡り、元旦は微風快晴という素晴らし
い状況で迎えることができました。
例年のことながら家族の健康と幸福を願い、先ずは氏神様に初詣を済
ませました。
正月を迎えて考えた七言絶句の漢詩をご紹介したいと思います。
歳 朝(さいちょう)
●●○○○●◎
古往今来情義真
(こおうこんらい じょうぎしんなり)
○〇●●●○◎
欣欣和気在風塵
(きんきんたるわき ふうじんにあり)
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人心自改清閑日
(じんしんおのずからあらたまる せいかんのひ)
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也好乾坤歳此新
(またよしけんこん としここにあらたなり)
この詩は仄起こり七言絶句の漢詩で、韻目は上平声「十一真」の中の
「真・塵・新」の文字で韻を踏んでいます。
意味は以下のとおりです。
「正月の朝に」
「昔から今日に至るまで情けと義理は人間として大切な事柄です。
正月の喜びと和やかな雰囲気は世間すべてが感じています。
除夜の鐘が過ぎると人の心も自ずから改まり、清らかなで静かな気持
ちで越年する殊ができました。
このようにして天地自然都ともに新しい年へと移っていくのです。」