一隅を照らす | ぷかぷか ゆらゆら

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あらがうことなく流れのままに

ある方が

コロナ病棟の看護婦さんが

自分がコロナ患者の担当だから

自分の子供に移しては

いけないから

ガラス超しにしか会えない、

抱きしめることも

触れることもできない。

 

毎日この暑さの中で

防護服を着てると

倒れそうになりながら

仕事をしてるのに

ボーナス全カット…

 

私はそこまでしないと

いけないんでしょうか?

そこまで頑張らないと

いけないんでしょうか?

とインタビューに答えてて…

 

というお話をしてくださり

気持ちはわかるけど、

そうじゃないような・・・と思ったら

こみ上げてくるものがあり・・・

 

暑い日、寒い日に

一生懸命お米や野菜を

作ってくださる農家の方。

 

命を張って、

魚を獲ってきてくださる

漁師さん。

 

命を育みその命をさばく、

畜産関係の方。

 

誰かが造ってくださった

ライフラインや道路や

建物のおかげで

住みやすく暮らしていける。

 

自分が出したごみを収拾し

燃やしてくれる人がいて

凶悪な犯人を捕まえてくれる

警察官の方がいるから

安心して暮らせる。

 

あげればきりがないほど

多くの方の努力のおかげで、

日々を過ごしている。

 

その方々がどんな思いを

しながらやってこられてるか

考えたことはある?

自分はどれだけ多くの

恩恵を受けて日々を

送れているのか…

 

仕事や家事というのは

各々が自分ができることを

生かして、

社会に少し恩返し

している…

 

恩返しできる機会を

与えてもらえるのは

ありがたいこと。

 

そんなことがふわ~っと

浮かんできて、

そういうことだなぁ~と思いました。

 

今、コロナの担当をされる

医療従事者の方々の

肉体的、精神的な負担は

想像がつきません。

自分がそれに耐えられるとは

思えないですし、

感謝しかありません。

 

でも、同じような方が

世の中には

たくさんいらっしゃる。

 

なんで…という不満ではなく

自分が世の中に

貢献できてることに

気づき、感謝できると

その感謝の気持ちが

どこかから回ってくるように

なるんだと思います。

 

これが

最澄さんのお言葉

『一隅を照らす』に

つながるんだなぁ~と

思い出しました。

 

それぞれが、

灯りをともす。

 

皆が与えられた場で

力を発揮して、

支え合えるようにと思います。