四万十川から学ぶ | ぷかぷか ゆらゆら

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あらがうことなく流れのままに

少し前のNHKのブラタモリで

放送していた『四万十川』の回は

考えさせられるものでした。

 

四万十川は元々『渡川』と

呼ばれていたようで

四万十川と呼ばれるようになったのは

平成になってからのようです。

 

その四万十川は

川を人間の都合で

変えることなく

川の流れに合わせて

人々は暮らしてきたそうです。

 

例えば

四万十川にかかっている橋は

沈下橋といって、欄干がない橋。

元々、暴れ川で増水すると

水没するので

流木や土砂が引っかからないように

激流を受け流すようにつくられている。

 

ダムがないことで

土砂がたまることがなく、

魚の遡上も妨げないので、

あるがままの自然が残っている。

 

大きく蛇行していても

手を加えず流れのままに。

 

また、川自体も

柔らかい層の砂岩と

硬いそうの泥岩が

折り重なっていている

地層のところは

硬い層のところもあきらめずに

果敢に挑んでいったように

見受けられる・・・

 

源流の不入山(いらずやま)は

手つかずの自然が残っていることで

川にたくさんの栄養が流れて

プランクトンも豊富になり

魚の種類も多い。

 

人々は恵みを上手に受け取り

悪いところは上手にいなし

川の恵みに感謝して

畏怖も抱きつつ・・・

上手に共存してきた結果

最後の清流と呼ばれる

ようになったのでは・・・ということでした。

 

あるがままに受け入れる。

できそうで、なかなか難しい。

でも、その難しいことを

受け入れると大事なことに

つながっていくことを

改めて気づかされました。

 

四万十川と

共に暮らす人々を

見習っていけたらと思います。