51年生きてきて、いろんな「力」を体感してきた。
努力の力、信じる力、運の力、忍耐の力、開放の力、愛情の力、不安の力、嫉妬の力、憎しみの力、絶望の力、などなど、様々な力。
どの力も、目には見えずとも、とても大きな力だと感じている。
陰も陽もひっくるめた力の中で、個人的に最強だと感じているのが、感謝の力だ。
比べるものでもないかもしれないが、やはり別格に感じる。
トランプの中でのジョーカーのようなカード、
自然界の中での太陽のようなエネルギーだと思う。
自分の中では、苦しい時や、不安がいっぱいな時は、感謝の気持ちを忘れている。
苦しさや不安が決して悪いことではないが、苦しさと不安が、感謝に満ち溢れた気持ちと同居することは、ない気がする。
感謝は、無理にするものではなく、思い出すものだと思う。
呼吸や体、空気、食べ物、友人、家族、命、数え始めたら、目に見えるもの、見えないもの、すべての事象が、感謝の対象になっていく。
細部から宇宙までの、大きな愛を感じる。
