埋もれる妻 | 藤本ゲンの「ありがたき幸せ」

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この一年くらい、妻はある作家にハマっている。




その名も「東野圭吾」。




図書館で借りるのは、ほぼほぼ東野圭吾。




今日も三冊借りてきて、早速読んでいる。







サスペンス物はほぼ読まない私に、ある時妻がめためたに薦めてきた東野さんの本があった。




「クスノキの番人」




たしかに、恐ろしく良かった。




そして昨夜、また妻のお薦めの本を読む。




「赤い指」




あまりのリアルさに、今日もまだ後遺症を引きずっている。




東野圭吾に埋もれる妻の気持ちが、わかった気がした。




恐るべし、東野圭吾。