こんにちは、yanagiです。

今日は先週の記事の続きになります。

 

 

先週末にオンラインディスカッションの進行役をやりましたが、その感想をお話ししたいと思います。

今回のディスカッションは、会計士試験に合格して2年目(J2)の受講生が対象です。

 

初めてのオンラインで受講生側も不安だらけだったと思いますが、進行役の講師側も不安だらけでした(笑)

しかし、実際にオンラインでディスカッションをやってみて色々とわかったことがあるのも事実です。

 

 

・受講生(補習生)のやる気(熱量)がかなりある。

 

まず感じたのがこれでした。

去年から補習所の授業はオンラインになり、ディスカッション等も延期、泊まり込み補習等は一部中止、工場見学は中止となって、同期の人と会って意見交換する機会やそもそもの学ぶ機会が激減したと思います。

 

一方、黙っていても後輩は入社してきますし、どんな事情があっても二年目は二年目として扱われますので、「自分は二年目として知識や経験は大丈夫なのか」という危機感が大きいのではないかと思います。

 

こういった事情から、ディスカッションを実践知識を学べる貴重な機会として受講生が捉え、積極的に参加して意見出ししてくれたのではないかと考えています。

 

 

ちなみに、私のころ(15年くらい前)は土日の授業はだるいものと感じ、早く終わって家に帰ってゲームしたいなぁ、なんてことばかり考えていたように思います。

 

 

・テーマの検討も深く行えていた。

 

オンラインの良さは、常にネットにつながっていることだと思います。

ディスカッションの対象となった事案について専門的な文献や公表資料に即時にアクセスでき、画面共有してみんなで見ながら意見が出せますので、事実確認よりも自分はどう考えるのか、他の人はどう考えるのか、という部分に時間を割けていたと思います。

 

対面でのディスカッションでは建前上「スマホ禁止」になっていますが、そのルール自体も見直しが必要になるかもしれません。

 

 

・一方で通信環境やツールの不具合は継続課題

 

大体の方は大丈夫でしたが、自宅の無線LANの環境が悪かったり機器の接続トラブルがあったりで、顔を出せない、音が(一時的に)聞こえない、等のトラブルはありました。

 

想定されるトラブルとはいえ、オンラインでのディスカッションは発言しなければ完全に無視されてしまうので、通信環境トラブルで学習を制限される、というのは何か対応が必要かもと感じました。

 

 

以上ですが、総論としてはうまくいったと思いますし、アンケート結果も好評なものがかなりを占めていました。

今後しばらくはオンラインが主流になるんだろうと思います。

自分が受講生だった時代からすると隔世の感がありますね。

 

また受講生も色々と大変だと思いますが、初めてオンラインでの補習所授業を経験した世代でもあり、この経験は将来必ず生きると思います。

所属会社やクライアント等に対し、オンラインディスカッションで実際に感じたことや経験したことを話すことで、相手に大きく貢献できるのではないかと思いました。