先日、1on1ミーティングに関する研修を受講したのですが、今日はそのことについて書きたいと思います。

ちなみに、うちの会社でも全従業員がやっています。

 

 

1on1ミーティングとは

 

このブログでも何度か取り上げていますが、1on1ミーティングは通常は上司と部下で行われる定期的ミーティングで、シリコンバレーの企業が始めて業績が伸びたという実例をもとに、日本の企業でも行われているミーティングです。

 

テーマは部下側が決めますが、将来設計であったり身の上相談であったり、業務中に感じることであったり多岐にわたって大丈夫なようです。(通常の業務報告等はダメ。)

 

ただ、実際は形式だけに止まったり、雑談や業務報告で終わっていたりしてうまく機能していないのが現状のようです。

 

 

1on1ミーティングの目的

 

研修講師によると、1on1ミーティングの目的は部下側の意見出し、もっと言うと仕事が比較的出来る優秀な部下をケアするイベントであり、彼らが退職しないようにすることが目的になります。

 

一般的な上司はできない部下に対してあれこれ指導をし、時間も労力をかける一方、できる部下に対しては「よくやってるね」で終わりになります。

しかし、これはできる部下側としては自分の存在が軽んじられていると感じるようになり、自分はこの会社に必要ないのではないかと考え始め、突然の退職に至ることもあります。

 

イメージとしては、学校での落ちこぼれの逆の「吹きこぼれ」対策ということなのかもしれません。

 

 

うちの会社ではできているか?

 

せっかく研修で学びましたので、うちの会社の従業員に実際こんな感じでできているか聞いてみました。

その方からは、「自身がやってもらっている1on1では出来ているが、他はわからない。結構上司によって差があるようだ」という意見をいただきました。

 

一方、会社側も何もしていないわけではなく、定期的に従業員アンケートを取って満足度を確認しているようです。

併せて、進め方について上司側の指導も行っています。(私も参加してレクチャー受けました。)

 

自分の専門分野ではありませんが、私も監査役として1on1をやったり他の方が出来ているかどうか確認したり、積極的にかかわっていこうと思います。

 

 

まとめ

・1on1ミーティングは、できる部下の退職リスク対策になる。(もちろん、業績向上や一体感醸成などもある)

・しかし、形式的なミーティングに止まっているのが現実。

・監査役としても、自ら実施したり状況を確認したりしてみたいところ。