葬儀専門会館は必要ない。
正直これがあるせいで葬儀価格がいつまでたっても適正にならないのだと思っています。
葬儀専門会館ってそれ以外では一切使い物にならない物です。
名前の通り葬儀のみです。
最近ではこじんまりとした葬儀専門会館も出来てきていますが、基本的にはかなり大きな建物です。
大手の葬儀屋で考えるとちょっとしたビルほどの大きさです。
縦に大きくないとなると築平米で考えるとかなりの物です。
それを維持しようとなるとびっくりするくらいの売り上げが無いと無理です。
しかも次々に建てていっています。
私の住んでいる地区にも大きな所がありますけど土地代と建物代合わせても最低でも2億。
普通に建てたなら3億は掛かっただろうと言われている会館があります。
そんな物を一棟丸々持ってる会社って製造と小売りじゃないとまぁ無いですよ。
製造や小売りならまだわかります。
お客さんの人数がそもそも違いますし顧客の範囲が違います。
葬儀なんてたった一つの地区でしかも1月の顧客数なんて多くても2ケタです。
それを従業員数10人も満たないような人数で稼ぎ出すんですから驚きです。
私の知ってる葬儀屋で一番びっくりしたのは小・中・大と各大きさの会館を1件ずつと事務所と倉庫を別で所有していて従業員5名の葬儀屋を知っています。
景気の良いお話しではあるんですけど、従業員の労働環境の劣悪さを想像出来てしまうのとたったこれだけの人数で全部を賄えてしまうという事に恐怖しか覚えません。
一体どれだけぼったくっているんだと。
それぞれの会館で会場が1つしかない会館なので全力で仕事をしたとしても90件
まぁ普通に考えてあり得ないので半分仕事したとしても45件。
それでも多すぎるので平均30件くらいでしょうか。
一人当たり6件月に12日仕事するだけです。
葬儀単価の平均は100万前後ですので月間売り上げは3000万。
大体の利益率は4~6割ですので1500万が利益です。
余裕ですね。
例えば販売値段もしくは利益率、受注件数のどれかが半分しかなくても750万。
会館の減価償却は難しいかもしれませんが維持するだけなら十分すぎる売り上げですね。
全員が年収500万でもまだ月の売り上げは500万残ります。
ここから事務や雑費関連の経費を引いたとしても400万は残るでしょう。
会館の維持費で200万くらいでしょうか。
残りで減価償却だとするとちょっとしんどいですね。
でもこれだいぶ低く見積もってるので実際はもっと余裕があります。
数字は大ざっぱですがどう考えても会館の維持費や減価償却などが足を引っ張っている状態です。
会館の維持費が無ければ400万は残っている訳ですからね。
会館があるから仕事があるという考え方もありますが、その会館を葬儀屋が持つ必要は一切ないんです。
最近大流行している小さなお葬式は自社の会館は一つもありません。
全部が葬儀屋の会館と人手を使って仕事を回しています。
要は仕事を受注するだけなら葬儀会館は関係ないんです。
確かに小さなお葬式等は今なら会館は選びたい放題です。
しかしお客さんはそこの会館を使いたくて小さなお葬式を選んでいる訳ではありません。
小さなお葬式のプランに納得したから頼んでいる訳です。
恐らく町の集会所しか選べる会場が無かったとしても小さなお葬式は選ばれます。
なぜ小さなお葬式が選ばれるのか。
まず葬儀屋はその分析をしっかりとするべきなんです。
会館を建てたからには会館を使って欲しい。
会館を使うにはそこそこの金額を支払うしかない。
この現状を変えるだけで葬儀が変わるんです。
もうちょっと葬儀屋は頭使って商売をした方がいいですよ。