(1からの続き)

25キロ

1時間57分23秒(ラップ23分7秒/キロ4分37秒)

ほぼ設定どおり。いい感じで進んでいる。

と思ったのですが。

 

このあとくらいからだと思う。

吐きそうな感触というか、気持ち悪い感覚が出てきた。

もう水分も受け付けない感じで、そのあたりを最後に、ここから給水はまったくとらなくなって、持っていたジェルも20キロ過ぎで半分飲みましたが、予定の28キロあたりではもう飲むことができず、顔もここからゆがみ始めた。

 

苦しい。

フルってこんなに苦しかったか?

 

30キロ

2時間20分53秒(ラップ23分30秒/キロ4分42秒)

あきらかに落ちた。

しかも30キロ直後、左脚の前すねの外側が急におかしくなり、左脚に力が入らないような状況に。まずい、と思って止まろうか、とも思いましたが、ここまできて、と、びっこを引くような感じで走り続けた。

どのくらいの時間だろうか。

おそらく1分もたたないくらいだと思いますが、だんだんと戻ってくる感じがあったので、とにかく走り続けた。

 

脚がおかしくなって走れなくなったらラクになる、と思わなかったと言えばうそになる。

でも、ここまでやってきたんじゃないか。

最後まであきらめずに走ることが目標だったじゃないか、と自分に言い聞かせて耐えた。

 

もうあと10キロだ、10キロしかないんだ、がんばれ!

と自分に言い聞かせるも、ズルズルと遅くなっていく。

 

35キロ

2時間44分41秒(ラップ23分48秒/キロ4分45秒)

かなりやられていたので、完全に落ちた~と思っていましたが、終わってから見ると撃沈というほど落ちているわけではない。

苦しい、まだ終わらないのか、早く終わってほしい。

 

それでもあきらめたわけじゃなくて、ちょっとした下りや、ぬいていく人がいたときについていけ~!

と思うと、ペースを少し上げられるんですよ。

脚は終わってなかったんだと思います。

ただ、からだが想像以上に苦しかった。

顔はもうゆがみっぱなしでした。

 

37キロ過ぎを折り返せばもう東京駅まで走るだけ。

あと5キロしかない。

と思っても苦しいものは苦しい。

給水はもうこの時点ではあきらめていて、このまま行き切るしかないと覚悟はしていた。

あと4キロ、あと3キロと進みますが、気持ちとは裏腹に上げられません。

 

40キロ

3時間8分52秒(ラップ24分11秒/キロ4分50秒)

ついに24分を見てしまう。

それでもからだがおかしくなっている割にはがんばって、というか、ギリギリ耐えていたのかな。

もうあと2キロ。

ここからがんばれば3時間18分台は出る。

がんばれ!

と少しペースを上げる。

すると、脚はまだ動く!

 

きつくてスパートのような感じにはできませんでしたが、もうよく知っている場所。

前に晴海通りを曲がるポイントは見えていて近づいてくる。

ここを曲がって、さらに石畳のところに入れば41キロ。

去年はここからスパートした。

 

今年も渾身のスパートをかます。

どんどんぬいていく中で、外国人に2人ぬかれましたが、最後にはその人たちもぬきかえしてゴール。

 

3時間18分58秒(ラップ10分6秒/キロ4分36秒)

(ネットでは3時間17分21秒/キロ4分40秒)

時計は見ていませんでしたが、なんとか大人げないラストスパートで3時間18分台に押し込んでいました。

 

本当にきつかった。

今まで一番きつかった、と思う。

毎回そう思っているのかもしれないですけど。。。

 

最後上げられているので脚はまだ少し残していたのでしょう。

吐きそうな感じになってからだがおかしくなったのは、このペースで長距離を走ることに慣れていなかったのかな?

去年の東京マラソンはがんばる前に終わってしまったので、がんばってフルを走ったのはコロナ前以来ですから、そういうからだの準備が足らなかったのかもです。

 

走る前はネットでは3時間16分台では走れると思っていましたし、そこからの遅れは21秒だけでしたけど、とにかく目標は達成できなかった。

一方で最後まであきらめずに走れたし、失速はしましたけど、大撃沈というほどでもありません。

非常に評価の難しい結果でした。

 

ただ、これが今の実力ではあると思います。

自己ベストより5分落ちですが、それでもここまでは戻してきた。

なにより練習でつかめたこともあり、まだまだ伸ばしていける、という手ごたえはあるので、新シーズンも目線を上げて、記録を狙う姿勢は続けたいと思います。

 

今回はよくがんばったよ。

でも、本当の本当の本当に苦しかった~!

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