60歳までにやっておいて良かったこと【お金・健康・人間関係】
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの 山下 修一
です。
前回の『60歳までにやっておくべきだったこと』…後悔編
の続きになりますが、
『60歳までにやっておいて良かったこと』 …正解編
ランキングの出典:日本経済新聞プラスワン(2012年3月31日)
なかなか実感がこもった結果が出ていますので、
見ていきたいと思います。
【健康】 ベスト3 ※は代表的なコメントです
第3位 人間ドックなど定期検診
※生活習慣病に気づき対策を実施(63歳男性)
第2位 早寝・早起き
※1日が充実する(64歳女性)
第1位 旅行に出かける
※日常生活から離れることが明日への活力になる(64歳女性)
◆規則正しい生活を普段から心がけ、旅行などで適度なレジャーを過ごすことで
充実した時期を過ごせることことが伺えます。
なんといっても健康であることが基本。 メディカルチェックを欠かさず、
早めに病気やケガのリスクに対策しておくことが大事です。
【人間関係】ベスト3 ※は代表的なコメントです
第3位 人付き合いで無理をしない
※マイペースで負担に感じない程度に付き合う(64歳女性)
第2位 共通の趣味・レジャーを持つ友人を作る
※利害関係のない付き合いは大事(61歳女性)
第1位 夫婦関係を大切にする
※最後の絆は夫婦(61歳男性)
◆個人的には「夫婦関係を大切にしているか?」と問いかけられると
ちょっとビミョー(笑)です。
自分では付かず離れずの空気ような存在であったほうが良いのかなと思います。
あと、リタイアされたお客様(65歳・女性)に実際そのあたりお伺いしたところ、
やはり第3位と第2位は大事にされているとのことです。
【お金】ベスト5 ◆山下のコメントです。
第5位 個人年金に加入………13%
◆現役と同じように毎年何らかの収入があるほうが安心感を持たれます。
そういう意味で年金タイプが好まれます。
公的年金が実際思ったよりも少なかったの裏返しなのかもしれません。
第4位 年金で暮らせるように生活資金を見直す………15%
◆やはり「無い袖は振れない」ということですね。
身についた支出習慣を見直すことのはなかなか簡単でありません。
第3位 病気・ケガに備えて保険に入る………19%
◆体力・気力の衰えにより、先行きの病気・ケガへの不安が高まります。
逆に病気・ケガをして、初めて感じたこともあるでしょう。
予定していない形で手元資金を取り崩しはキツイと思いますが、
加入した保険の給付金は万能ではなく、
なんらかの制限/上限があるものなので注意が必要です。
昨今の入院日数の短期化も影響するでしょう。
第2位 貯蓄………28%
◆経済的な余裕を持って、セカンドライフを迎えるができるか?
、最大のポイントかもしれません。
第1位 持ち家を確保。退職までにローンを完済………35%
◆リタイアした後は収入が減るものなので、
住宅ローンが残っていれば負担感は数倍になります。
そういえば、最近そのあたりでの相談は増えてきました。
30代で住宅ローンを35年で組まれる方が多いですが、
本当に退職までに住宅ローンの返済にメドを付けられるかどうか?
「ライフプランという戦略的な思考」をもとに
住宅ローンを組むことが大切だと感じてしまいます。
回答された方、および自分のコメントとともに紹介させていただきました。
人生の先輩方の声は真に迫っています。貴重なアドバイスと捉えましょう。
自分たちが60歳になった時に「今後の生活不安」を出来る限り無くせるように
日々行動の参考にしていただければと思います。