耳が聞こえなくなって、よかったこと | La Biblioteca Alcolica

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アル中の図書館~お酒と読書の備忘録 in シドニー・オーストラリア

 

こんばんは。

お酒の飲めない週末、明日は久しぶりに朝からジムで筋トレするぞ!!

筋トレしてもがっつり痛飲したら意味ないからサボってましたがお酒を飲まない日は筋トレの効果があるはず!!

(お酒を飲んでも有酸素は有効ですよ、酔い覚ましにも有効。でも酔いまくっていたら転ぶから注意よ。笑い泣き

 

さて、耳が聞こえなくなって不自由ばかりを訴えている鬱っぽい私ですが、少ないとはいえ耳が聞こえなくなって良かった!と思う点もあるのですよね、実は。

 

私は、子供の頃からずっと耳が悪くて小学生の頃から聴力検査で「正」の文字をもらったことがなかったのです。いつも私だけ変な数字が書かれていました(何デシベルとかそいう単位かな、と)でも、まぁそんなに悪いとも思っていなくて、というか自分の聞こえを人のそれと比較することは無理なので自分が人と比べてどれくらい聞こえていないのかがわからない。

原因が何かもわからないのですが、とにかく小さい頃から正常な聴力ではなかったんですね。

ひどいいじめにも遭いましたが、それとは別に私の評価として社会人になってからもよく

 

①注意散漫

②人の話を聞いていない

③人に必要以上にひっつく(女子校だったので「ビアンなの?」ってめっちゃイヤーな感じで言われたものです)

 

などなど、と言われ続けてきたのです。

そしてある会社の入社前検診の聴力検査に引っ掛かりどうしても入社できない!となり何度も検査して、、、結局2019年より補聴器を使用することになりました。

ですが、やっぱり補聴器をどんなに調整しても正常な人の聴力には遠く及ばないのですよね。

 

会議中に別室で鳴っている電話が私だけ聞こえない。

私には全く聞こえない3つ向こうのデスクの人と6つ向こうのデスクの人は席を立たずに会話ができる(なんか話しているのはわかるレベル)

おっさん含む家族や友達が通常の音声で聞いているTVや映画の音が全く聞こえない(TVから音がしているのはわかるレベル)

 

そして私は自分の聴力にものすごくコンプレックスを持つようになっていったのです。

補聴器を着けてからのほうがコンプレックスが強くなった。それがもう今の状態になって、大声で「私は耳が聞こえないんだ!!」とアピールすることができるようになったのです。なんか解放された感じ。

そして、もう一つ。もう英語の聞き取りが無理、とかそういう問題からも解放されたのです。 

ずーーーっと不思議だったのですよね。何故私は昔から対面だと英語に問題ないのに、映画やTOEICのリスニングになると苦手なんだろう、って。(これは補聴器をBluetoothにつなげて直接耳に流し込んだ時にびっくりしたのですが、ああ、このレベルで聞こえたら字幕なしで映画観られるなぁーって。他の人は対面で聞くように英語が聞こえてるんだな、と。いや、私が補聴器で聞くよりきっともっとよく聞こえているんだろうな、実際は)

 

私は英語以外に、スペイン語が話せますしめっちゃベーシックな会話ならフランス語もイタリア語もそこそこなんとかなります。(これはスペイン語をベースに私がそれぞれフランスとイタリアの田舎で1人放浪したからです、短期間ですが。そしてロンドンではこの辺の国の人らと結構毎日色んな言葉で会話していました。)そして昔から物まねが得意でよく物まねで人を笑わせていたので、「耳がいいんだね」と言われることが多かったのです。皮肉なことですよねww

 

これからは、私の得意な書き言葉で勝負ができる!!良かった。チョキ

私は典型的な日本で「英語の成績が良かった人」らしく文法がめっちゃ得意、難しい単語は調べればいいし、ビジネス英語は限られた表現で事足りるし、オーストラリアにいる英語ネイティブは私が知る限りはあまりメールを読み返したりしない人が多いらしくスペルミスや文法のミスがめっちゃ目立つので書き言葉に関しては私はあまりコンプレックスはないのですよね。

素晴らしい文章だな、と思ったものは控えて応用できるようにメモしていますし。

 

もちろんデメリットのほうをより多く感じてはいますが「解放感」もひそかに味わっているのです。「禍福は糾える縄の如し」「人生万事、塞翁が馬」とまではさすがに言い過ぎかな、とは思いますけれどね。

 

本日も私のしょーもない独り言にお付き合いくださりありがとうございます!!照れチョキ

どうぞ、皆さま良い週末をお過ごしください。私はお酒が飲めないけど(しつこいなぁ、もう)良い週末をすご・・・せるかな?!笑い泣き笑い泣き