これからの生き方について | La Biblioteca Alcolica

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アル中の図書館~お酒と読書の備忘録 in シドニー・オーストラリア

 
こんばんは。
 
今日の記事は暗い内容ですが、このブログは元々2010年(だったはず)に、私が自分の気持ちを整理するために始めたもので本来は暗い独り言を書くためのものなんです。ですから、今日のブログこそが本来の私のブログなんですがやはりオンライン公開しているものだと徐々にこんな場所でも完全なる「素」ではいられないものだなぁと実感。
 
さて、突発性難聴ですが3回目のステロイド注射も終わり、多額の費用と膨大な時間を費やした結果「難聴者」として(ろう者か?)今後は生きていくことになりました。
 
※ 図はイメージです。

 

 
聴覚訓練士には「右、左共に著しく悪く、ほとんど聞こえていない状態」という文言を聴覚検査の結果に記入してもらえました。(義姉からこの文言があるともしかしたら障害者認定もらえるかも、と言われたのです)
そして右耳は雑音が残り音程が取れなくなってしまったので、補聴器をもってしても今後ちゃんと聞き取りができるようになることはないだろう、とも。
前回の検査では「低い音は振動として感じられることがあるので、会話の聞き取りを中心にお願いしたい」と申し出をしました。
「わからなくても何となくでいいから答えてね」と言われたのですが右耳から聞こえる単語は全部「zzzzz(ズー、ジジジジ)」みたいにしか聞こえず、会話聞き取りテストでは「何これ?ロシア語ですか?」って聞いたら「英語よ?」と言われる始末。
補聴器なしではヘッドホンを使っても右耳での会話は全く聞き取れないとこが判明。
ただし、「音」としては聴こえているんですよね。これがまたやっかいで。
でも「音」がしているだけの世界で人が何を言っているかわからないなら最早、犬猫鳥と同じだね?多分、私も犬猫鳥のように「お座り」とか「散歩!」とかそういう言葉なら毎回しつこく言ってくれたらわかるようになる気がするけど(補聴器なしで)、複雑な会話は無理。
目が見えない人で例えるならば、色もわかるしぼんやりと目の前に人が立っているのもわかるし、目の前に突き出されてたものが書類かも?とは長年「見えてきた」ことで判断できるけど、目の前にいるのが誰かはわからないし(男か女かくらいは分かるレベル)書類に書いてあることは読めない、というような感じですかね。でも全盲ではない。だからってこれで生活できますか?ましてや仕事ができますか?ってね。
私の場合は目が見えるから、マシなんですよ。わかってはいますが、これで障害者認定降りなかったら悔しいな。
 
聴覚訓練士が言うには一般的には突発性難聴は片耳に起こり、健常な方のもう片方の耳で何とかなるから障害者認定は難しいのですが私の場合は左耳が子供の頃からほぼ聴こえていない状態なのでもしかしたら認定が通るかも、とのことでした。
現在、専門家医からの私の聴覚は「永遠に戻りません」の書類待ちです。
今日、月曜日の午前8時半にオンライン問診をしたいと申し出があったのですが、9時には仕事を始めないといけないこととオンラインであれば字幕を付けてくれないと電話では無理です、と申し出たら「では月曜日にメールをします。とりあえず、オンライン診察はなしで」となりました。
電話は無理って言ってるのにいっつも電話してくるのなんなの???
 
色々な聴覚障害者の人の悩みを見てみるとやはり見た目で分かりづらいので中々周りに理解してもらえないということ、そして私のように途中からなってしまった場合ちゃんと喋れるので(いつまでも今の感じでしゃべれるのかな?)余計に周りの人は不思議に思うのかも?(ちなみに難聴者は認知症になる確率が健常者の倍!らしい。50歳でお酒辞めること真剣に考えねば・・・)
そして聴こえないから「鈍い人」「アホの人」「ズレている人」みたいな感じの印象を人に与えるみたいで、周りからどんどん人が引いていくのがわかります。
私自身、まだ完全に聴こえていない状態に慣れていないので聞き取れているつもりになっていることが多くて戸惑っています。(honour が orderに、bitterness が pecan nuts に聞こえてがっかりだった。もう英語は絶望的だな)
いちいち、耳が聞こえなくなったことを人に言うのも面倒でついつい人を避けがちになってしまっています。言われたほうもどうしていいやら・・・て感じですしね。
でも、何とかしないと一生こうなんだから絶望したら死ぬしかないですもんね。(突然、目や耳が見えなくなって自殺する人も多いみたいですね。気持ちはわかる)
おっさんにも、難聴者との付き合いも考えていくようにすれば?と言われていますしAuslan(オーストラリア英語の手話)習得も視野に入れて今後は行動していこうかな、と。
劇的に聴力が良くなるんじゃなければ50万円も払って補聴器をアップグレードするものな、と。まぁお試しはできますが。
 
仕事もずーーっとこのままで本当に大丈夫なのか?と不安です。めっちゃ難しい仕事じゃないし、「耳の聞こえる、英語ネイティブ」を雇ったほうがよさそうな気もするのですが・・・。
とりあえず、営業部長から来週一週間彼女の不在時には代理を任せられているのですが、メールでの対応ならできるのでがんばります。
 
今後、新しく難聴者以外の人と仲良くなれる可能性もほぼないし、今仲良くしてくれている人だってやっぱり鬱陶しいだろうと思うし、おっさんとだってずっと円満にやっていけるのかさえも正直わかりません。当たり前ですがコミュニケーションて大切。初めて私と話す人は認知症の人と話しているような気分になるんじゃないでしょうか?聴こえてないし、何か言ったと思ったら見当違いのことを言ってくるしっていう感じで。
そんなことに耐えてまで私と一緒に居たり、仲良くしてくれとは誰にも言えませんね。
前向きにはなれませんが、日々仕事をして生活をしていかないといけないので何とか方法を考えてやっていくしかない。
 
もう数えきれないほど書きましたが、本当に1人が好き、1人行動が得意!で良かった・・・。
人とつるまないとダメな性格だったら発狂してるわwww
 
独り言にお付き合い頂きありがとうございました。