1月22日(火)、福井地裁にて、6月30日のオキュパイ大飯に遡り、昨年9月20日に逮捕、10月10日に起訴された、Kさんの第三回公判がありました。
検察側の4人の証人が召喚されていたこの日、法廷内の定位置に証人席はなく、前方の一角がパーテーションで囲われていました。証人の姿を被告人や傍聴席から見えないように、遮蔽措置がとられているのです。
開廷と同時に、弁護人が異議を唱えるも、却下。
Kさんの異議も却下する裁判長に、「認めない!」を繰り返すKさん。
「こんなことが前例になったら、どんな裁判でも重罪しか認められなくなるじゃないか。認めない!」
第一回、第二回公判で、検察側の証人は通常の証人席から証言をしていました。それをいまになって遮蔽措置をとることへのおかしさを糾弾するKさんに、裁判長は退廷命令を出しました。
廷吏によって、連れ去られるKさん。
こんな横暴が罷り通るのが裁判なのかと、自分の目を耳を疑います。
一体、どちらが公正なのか。
被告人不在の法廷で、顔の見えない証人に尋問をするのが、公に開かれた、"公判"なのか。
さらに詳しい傍聴記は、
大飯弾圧救援
にアップされています。
ぜひ、ご一読ください。
Kさんは、「こんなのが前例になったら…」と言いました。
それはいま関西で起きている一連の弾圧への不屈の抗議、不当な目にあっている方たちを守る強い意志表明のように、個人的には聴こえました。
引き続き、明日1月24日には第四回公判が開かれます。
(この連日の公判日程もひどいものです)
新大阪から、バスも出ます。
ご都合のつく方は、傍聴することで、ともにたたかう意思表示をよろしくお願いいたします。