皆さんはじめまして。
特許庁で審査官をしています。
特許庁に興味がある方に、情報発信していきます。
初の投稿ですが、いきなりかなりマニアックな記事になります。
特許庁のキャリアパスについてです。
ここでは、院卒の人を例に話していきます。
まず採用されたら、行政職(一)俸給表2級の審査官補心得という官職に就きます。
新人の4~6月は審査はせず、研修で知識をつけていきます。
この研修が終わると、7月から専門行政職俸給表1級(本省係員級)の審査官補に任用されます。
学士は4年、修士は3年、博士・任期付は2年、指導審査官の指導のもとで審査を行います。指導審査官の名の下で、拒絶査定などの行政処分を起案します。
そして、専門行政職俸給表2級(本省係長級)の審査官に昇任します。
ここからは、指導審査官の下を離れ、自分ひとりで審査ができるようになります。
4〜6年目あたりになると、1回目の併任・出向があります。
併任とは、庁内の他部署への異動です。
出向は、他省庁、独立行政法人、海外など、外部への異動です。
併任は1回につき1年~1年半です。
1回目の併任では係長、2回目の併任では課長補佐として異動します。
この頃には、専門行政職俸給表3級(本省課長補佐級)に昇級しています。
やがて、審判官に昇任し、1年間審判業務を経験します。
審判から帰ってくると、専門行政職俸給表4級の上席審査官になります。
その後、審査のプロフェッショナルになるか、管理職になるかが分かれます。
ほぼ全員が専門行政職俸給表5級(本省室長級)の先任上席審査官に昇任可能です。
管理職になれた場合は、主任上席審査官、上席総括審査官(室長)、と昇任していきます。
そして、順調にいけば、専門行政職俸給表6級(本省課長級)の審査長に昇任します。
審査長の先は、上席審査長、首席審査長と昇任します。審判部に異動し、審判長、部門長へと昇任する者も多いです。
そして、その上には指定職の部長や首席審判長があります。
最終ポストは特許技監(本省局長級)ですが、ここまで上がれるのは同期に1人いるかいないかです。