就農3年目「勝負の年」の振り返りと、来年からの目標。 | 勘六縁のお米

勘六縁のお米

岩手県遠野市にて、無肥料・無農薬の自然栽培米をさらに天日干しにした、こだわり米を作っている勘六縁です。
亀の尾という、日本でもっとも古い品種のひとつを作付しています。
夫婦で、ブログを更新しています。

こんばんは。今日の担当は、陽佑です。お客様に、面白いものを頂きました。「七福神」に入ったチョコです。いま、2人食べ終わりました(笑)。


ざっくりとですが、今日のブログでは、今年1年間の振り返りと、来年からの目標について書いていきます。


2011年に就農したので、今年で就農3年目になります。農業を始める前、よく言われていたことがありました。


「安定するには、3年はかかる」


皆さまに言われるので、今年1年間は、大切に過ごそうと思ってきました。


今年までの3年間で、1番の課題を一言でいうと、


「販売」


でした。1年目、ほとんどお米が売れず、悩みました。2年目、少しずつお客様が増え、1年を通してなんとか売り切ることができました。3年目、新米の予約を始め、なんとか予約で完売できる状況になってきました。


お客様はじめ、たくさんの方々にご支援頂いた結果です。未熟な私を支えていただき、ありがとうございます。


農業をはじめる前は、「販売」することのむずかしさ、大切さを知りませんでした。当たり前のことですが、「販売」しないかぎり、農業を継続していくことができないということを、全く意識していませんでした。


考えが甘かったです。


皆さまのお陰で、「販売」に関しては、少しずつ進歩してくることができました。本当に、ありがとうございます。


もちろん、来年以降も、「販売」することは大きな課題です。でも、来年からは、「販売」と同じように意識していきたいことができてきました。


「お客様との関係」


「収量を多くすること、規模拡大」


この2つです。


以前のブログでも書きましたが、ある方が言っていました。


「売ったら終わり、にはしない」


お客様が少しずつ増え、「販売」だけを意識するのではなく、販売したあとのことや、なぜ私たちのお米を買って頂いたのか、お客様の気持ちを理解することも大切だということが、少しずつ分かってきました。


売ることで終わりにするのではなく、お客様に喜んで頂くまでが、私たちの役割です。「お客様との関係」を大切にしていきたいです。


「収量を多くすること、規模拡大」は、これまでも意識はしてきましたが、来年以降は、もっと意識したいと思っています。秋の時点で完売してしまい、欲しいと言って頂いた方をお断りせざるを得ない状況になりました。


大変、申し訳ございません。全国には、まだまだ自然栽培米を求めている方がいます。技術を向上し収量を多くすること、それと並行して、規模も拡大していくことを意識していきます。


「安定するまでに、3年はかかる」


3年経ちましたが、まだまだ安定したと言える状況ではありません。でも、やりがいや、お客様がいる幸せを感じるようになってきました。


冬の間に、「お客様との関係」、「収量を多くすること、規模拡大」の具体的な方法を考え、来年のお米づくりをはじめたいと思います。


いつものように、ブログに書くことで自分を追い込みました(笑)。


あと5日で2013年も終わります。早かったです。残りの5日間、やり残すことのないように過ごしたいです。


それでは最後に、いつもの「ぽちっと運動」にご協力をお願いします。今日もご覧いただき、ありがとうございました。