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発達障害には、3つの型があるといわれています。
受動型、孤立型、積極奇異型。
この中で、学校生活に比較的適応しているのは、
やはり受動型でしょう。
でもだからといって、周囲が安心してしまうと・・・・。
今日はそんな記事です。

私どもの家族限定グループワークには、
多くの親御さんたちがいらっしゃいます。
いろんなお話をお聞きするのですが、
そのひとつのパターンの中にこんなものがあります。

「うちの子は、学業も特に問題もなく
 友達も全くいないというわけでもなかったので、
 学校では、特になにということも無く過ごしてきました。

 ところが、就職した途端(あるいは大学進学)
 ひどく落ち込むようになり、
 調子を崩し始めたんです。

 休んだり、通ったりということを繰り返したのちに、
 結局辞めてしまいました。

 今は、家も出れないほどになってしまっています。」

ここでいつも出てくる言葉が、
「当時は、発達障害という概念もなかったころですから、
 子供にそんな問題があるとは、全く気づきませんでした」
というものです。
これも確かに一つの事実です。
親御さんばかりを責めることもできないかもしれません。

こうしたケースの中には、
家庭内暴力のようなことに発展していたり、
落ち込みや引きこもりの過程で、
抗精神薬の過剰投与などで、
以前では、信じられないような
ひどいお子様の様子になっている場合も
少なくありません。

私も多くの方々のお話をお聴きしてきましたが、
こうしたケースの多くが、
受動型の当事者さんではないかと思っています。
そして、この受動型の方こそ、
ひとつ崩れてしまうと、
ひどいことになりかねないと感じます。

周囲から関わってもらえるなら、
それなりにコミュニケーションも取れる。
それが受動型です。
でも、そうであるばかりに、
周囲が問題に気付かないのもこの型の特徴です。

気づかないうちに、本人の許容度のコップには、
きっと水がたまっていたのでしょう。
そして、誰にも気づかれないままに、
その水はあふれてしまったのだと思うのです。

僕は、このタイプの型こそ、
周囲に本人の発達障害の問題に気付く人がいて、
出来るだけ早くから、支援を受けるべきと考えています。
あるいは、普通学級に籍を置いたまま
学校生活を送れるケースも多いでしょう。
だからといって「この子は、大丈夫そう」
と判断するのは、とても危険だと思うのです。


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高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。

2014.06.27(金)
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


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語り聴き分かち合うワークです。
2014.06.20(金)19:00~21:20
平日の夜、枚方にて開催します。
定員8名(要予約)

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いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
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2014.06.14
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