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5月17日は、アズウィッシュの2年目のスタートの日でした。
今年から、コミュニケーションワークは4回セットの開催とし、
春と秋の2セットで開催します。
この日は、春コースの1回目の開催でした。

実際開催してみて、
参加者の方々の笑顔がたくさんこぼれていて、
そこが何より、主催者としてうれしかったです。
楽しんでワークに取り組んでいただき、
そんな中から成功体験を積みなおしてほしい。

そこが最大の願いだからです!

SSTコミュニケーションワークは、心理カウンセリング手法の構成的エンカウンターの手法を用いて、発達障害の方に人とかかわれる自分を見つけていただくワークショップです。

対人関係をテーマにしたワークと、
発達障害の特性理解をめざし、
グループディスカッションを組み合わせて開催しています。

初回は、三つのメニューで開催しました。
・質問と他己紹介のワーク
・色紙を通じての心の通い合いのワーク
・「真面目」に関するディスカッション

さて、このうち真面目に関するディスカッションについて少し記事にしてみましょう。

「真面目」というのは、元来ポジティブに使われる言葉です。
しかし、この言葉には、逆の一面も隠れています。
たとえば、「クソ真面目」と表現すると、
真面目の度が過ぎる・・・となって、
周囲は困っている様子がうかがえます。

自閉症スペクトラム障害の方は、
真面目なところに、良さがあると僕は思っています。
しかし、この真面目の度が過ぎると
「生真面目」すぎて、周囲と問題が起きたり、
本人が損をすることとなってしまいます。

この点を自覚して、長所短所を仕分けすることで、
自己理解を深めよう・・・というワークです。
真面目のデメリットを掘り下げるワークでもあります。

一方、僕が最後にお伝えしたことはこんなことです。
「確かに真面目にやっていると、
 周囲からめんどくさがられたり、
 人付き合いなどで、
 要領のよう人に先を越されたりして、
 損をする面はあります。

 そのデメリットを知っておくことも大切です。

 でも、そんな自分の真面目さを、
 どうか否定しないでいただきたいとも思っています。

 たとえ、「真面目」が裏目に出て、
 何か損をすることがあっても、
 そんな事態になった自分を、
 自分だけは許してあげていただきたいのです。
 それは、自分にしか、できないことだからです。

 自分の真面目を、自ら否定してしまうと、
 それは自分自身をも否定することにほかなりません。

 自分の中の「真面目さ」をどう活かして生きていくのか。
 どうか、そこを大切にしてください」
とお伝えしました。

僕も、人様に偉そうなことを言えるようなものではないのですが、
実はこの言葉、自分自身の経験からくるものなのです。
ちょうど、40歳になったころでしょうか。
ふと自分で自分に思ったんですよね。
「自分の生真面目さで、たとえそんな目にあっても、
 自分だけは、そんな自分を許してやろうと。
 そうじゃないと、自分がつらすぎると」
そんな風に、自分のことを考えられるようになってから、
僕は随分と、楽になった気がしています。

この日は真面目の長所短所を皆さんにお考えいただき、
得をするときと損をするときに整理する中で、
自己理解を深めていただくワークとして開催しました。

次回のSSTコミュニケーションワークは、
6/14(土)開催です。
今年から、招待制はなくなりましたので、
成人発達障害の方なら、参加可能です。
ただ、まずは、こころぴあか、アズウィッシュの
グループワークにご参加いただきたいと思います。
こちらに出ていただいて、
これは自分に合っていそうだと思っていただくことが、
SSTワーク参加への条件なのです。

去年一年間、試験開催をさせていただいたことで、
多少のノウハウとメニューが育ちました。
今年も、知恵を絞ってメニューを作り、
参加者の皆さんと楽しいワークをしていきたいと思っています。
これからも、アズウィッシュをご愛顧ください。

なお、アズウィッシュには、
もう一つ新しい動きが始まる予定です。
こちらについては、また次の記事でお話しさせていただきますね。

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発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事ご予約はこちらから】
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発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事のご案内】
家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。
2014.06.27(金)
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


父親限定グループワーク
お父さんだけに集まっていただいて、
父親だからこそ感じる悩みや思いについて、
語り聴き分かち合うワークです。
2014.06.20(金)19:00~21:20
ショートセミナー「発達障害 思春期以降に先を見通して教えておきたいこと」
・年齢ごとの成長課題
・創造性の障害を補うために親が心がけておけること

平日の夜、枚方にて開催します。
定員8名(要予約)


発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

2014.06.14
(土)
ノンテーマフリートーク
大阪市内にて
定員25名(要予約)
思いを語り、聴き、感じるワーク。
気付きの時間を味わってください!