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発達障害部門 第3位

突然ですが、大河ドラマ「平清盛」をご覧になっている方はいらっしゃいますか?開始当初から、8時のゴールデンタイムに流すには、すこし衝撃映像が多くて、ぼくが録画を見ていると、今でも次男は「これ怖い」と近寄ってきません。そんなところで、お母さん・お父さん方は、特に見ている方は少ないかな?でも、僕は、十年ぶりくらいで、毎週楽しみに見ているんです。もちろん、子どもらが寝静まったころに録画でですけどね。今日は、先週の「叔父を斬る」のシーンから、子どもを強く育てることの是非、立場を背負い、覚悟を決めて境遇を受入れ、立場にふさわしい人になる事の是非を考えてみたいと思います。

この日の放映は、ぼくにとって、
初回と並ぶくらいに印象深いストーリーでした。
保元の乱で勝利を収めた平清盛と源義朝ですが、
朝廷から、敵となった身内の処分として、
自ら斬首する事を命じられます。

一度は敵味方に分かれたとはいえ、
その身内が賊に落ちたとはいえ、
自ら首をはねよという命令に二人は苦悩します

斬首のシーンは涙なしでは見れなかったですね。

さて、このストーリーで僕が印象的だったのが、
この事件のあとの二人の妻の行動です。
清盛の妻、時子は、妹に一族の力となるよう、
本人の意に沿わない婚姻を受け入れるように薦めます。
その時、「ようやく、棟梁の妻というのが
いかなるものか、よく分かったのです
」と述べています。
大きな事件を乗り越える中で、
その責務に対し、覚悟が定まった瞬間なのでしょうか。

義朝の妻、由良御前は、
常盤御前に対してこう言います。
さぞかし、お子を優しい子にお育てくださいませ。
 私は鬼武者(義朝と由良御前の子)を、
 強い武者に育てねばなりません
」と。
そして、まだ10歳くらいの息子を、
祖父を父が斬首する場に、立ち合わさせます


この二人は、それまでの人としての存在から、
武家という場において、
棟梁の妻として、どう振舞うべきかを
受け入れた瞬間でもあったと感じたのです。

すごい、大きな、重い、ドラマであり、ストーリーでした。


ただ、大きな感動を感じながら、
僕の思いには別の感情がありました。
こうした「覚悟」や「立場、境遇を受け入れること」で、
手に入れるものと、失うものの両方がある事に、
複雑な思いを抱いた
のです。

立場を受け入れて行動するときに、
人は、人として本来は当然な感情を押し殺し、
到底できない事を、やり遂げてしまうことがあります。
あってはならないことに、
関与してしまうことがあります


それを世間では「やむをえない」や「しょうがない」
あるいは「前向き」という言葉に
置き換えることもあるように感じます。
そこに、怖さも感じるのです。

昨日は、原発再稼動の問題で、
官邸を1万人の国民が取り囲んだといいます。
しかし、このことを主要各紙は報じなかったと聞きます。
ツイッターでは、赤旗の一面が写真で流れていました。
僕は、いわゆる無党派層ではありますが、
こうしたおかしな状態には、違和感を隠せません。

人は人として、
時には立場を自覚した行動が
必要なのでしょうが、
しかし、踏み越えてはいけない一線は、
どこかで守っていきたい思いも、
僕にはあるなぁと、感じたドラマでした。

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発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事ご予約はこちらから】
http://cocopv.jpn.org/yoyaku.html

発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事のご案内】
家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。
2012.7.13(金)10:00~14:00
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

2012.06.23(土)大阪市内の貸し会議室にて
「発達障害をともに考える会」(主催:こころぴあビレッジ)
テーマ「当事者さんが本当に望む支援ってなんだろう
     ~アダルトチルドレン+発達障害の苦悩、
       普通を求められ、押し付けられた子育ての問題点


今回は、第2回に「さまよう成人発達障害 誤診問題と精神科薬との付き合い方について」でスピーチをしていただいた、S.Sさんの再登板です。テーマは、自らの家庭環境を振り返る中で、親子関係におけるアダルトチルドレン(機能不全家族)+発達障害が重なったという状況や、「普通」を求められ、押し付けられた子育てなど、自身が受けてこられた不適切なかかわりについて、まず語られます。次に、これまでの成長過程において嬉しかった周囲の人たちの関わりについて掘り下げていかれ、「いつでも寄りかかれる人」というS.Sさんの思う理想の支援者の関わりへと話は移ってまいります。

第2回 みんなで発達障害を考える会 in龍谷大学」 主催:サークル囲炉裏
京都で大学生向けのエンカウンターグループを企画されるサークル囲炉裏さんより、講師としてお招きいただきました。予約はいつものフォームから出来ますよ!
2012.07.28(土)
13:00~18:00 開場12:45
会費 無料(ただし資料作成代 300円)
龍谷大学 深草キャンバス 4号館 511号室
(申し込み人数によっては、教室が変わる場合もあります)
JR奈良線「稲荷」駅下車、南西へ徒歩約11分
京阪本線「深草」駅下車、西へ徒歩約6分
京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅下車、東へ徒歩約7分
http://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_fukakusa.html


フェルデンクライス・ボディーワーク教室は、
6月いっぱいは、お休みといたします。