にほんブログ村】 クリック励みになります!

発達障害があると、不安な気持ちから、精神的不安定に陥ることがあるようです。またその際、漠然とした不安に襲われたままで、結局その実態をつかめないこともあるようです。今日はそんな不安心理について記事にしてみたいと思います。

 先日、僕ら家族は海水浴に行ってきました。1年ぶりの海だったので、家族4人で1日はしゃいできました。今日はその日の記事ではなく、前の晩の出来事についての記事です。(今日はちょっとドキッとするような話もあるので、心臓の弱い方はやめたほうがいいかもです。)

その前夜長男は、どうも全く寝れなかったのです。
いつも遅めで、10時半ごろに寝るのですが、
その日は11時になっても、寝れずに起きだしてきました。
11時半になっても、まだゴソゴソしていたのです。

僕はてっきり、次の日の海水浴が楽しみで、
ワクワクして寝れないのかと思っていました。
以前もそんなことがあったからです。
「どうしたん?」と聞いても、
「わからん・・・」と返ってきていましたしね。


ところが、真相は全く違ったものだったのです。

その二日後、やはり彼は中々寝付けないようでした。
いつもなら、隣の部屋で
僕がパソコンを触り始めると、間もなく寝入るのですが、
その日は起きてきて、一緒に布団に戻ってほしいといいます。

「うん、いいよ」と並んで寝ていると、
長男はこんなことを言い出したのです。

「なぁ、こないだ一斗缶に死体が入ってたのあったやろ。
 あのニュース聞いてから、寝られへんねん」

夜中に、急にそんな話をされて、
僕はぞ~とすると共に、長男の気持ちに
気づいてあげられなかったことを申し訳なく思いました。

それで、「そうか、怖かったんやなぁ。」
「何が怖かったのか判ってよかったなぁ。
ちゃんと話せてよかったね。話してくれて有難う」
と伝えました。
また、
「怖い気持ちになったら、
自分で、『怖いと思ってるねんなぁ』と思ったらいいよ。
『怖くない、怖くない』と思うと、余計に怖くなるからね。」
ともいいました。

「話す」は「離す」とも言います。
気持ちを話すことで、その感情をはっきりと自覚し、
悶々とした混乱状態から離脱できることもあります。

息子はきっと、漠然と不安を感じ、
その気持ちをはっきりと自覚できずに
苦しかったんだろうと思います。
でも、話せた事で楽になったのか、
その後しばらくして、すう~と寝入りました。


以前も、小学校の校庭で男に子どもが怪我を追わされて、
その犯人が逃亡していたことがニュースで報道されていました。
犯人が捕まるまで間、長男は外で遊ぶのを怖がったことがありました。

そして今回思ったのは、発達障害特有の不安の感じ方が
長男にもあったのかなぁと言うことです。

【漠然とした不安を自覚できずに苦しい様子・・・】
どこが特有かというと、
僕が当事者さんと関わらせていただく中で、
ある日突然、不安にさいなまれる彼らに出会うことがあるのです。
また、そうしたときの彼らには、
まだ何か不安なのか、まだ、しっかりとは
自覚できていないこともあるようなのです。

どうも漠然としたままで不安に襲われていて、
身動きが取れない様子で、
その不安の対象がはっきりするまで、
じっと耐えているような様子を感じることがあるのです。

でも、今回の長男は、そんな不安を自分で感じ取り、
そして言葉にして、親に話すことができました。
これままた成長なのかなぁと、僕は思ったのです。

自らの気持ちのありようですら、
時にはしっかりと自覚できないことがあるこの障害。
そのことで、当事者さんはかなりしんどそうに見受けます。

でも、そんな不安の実態を、
自ら感じていくことも、少しは成長と共に
出来るようになっていくのかなぁと思います。
また、そんな不安と、
自然体で向き合えるように成ることも
大事ではないかと思い、
僕は長男にアドバイスをしたのです。

さて、この日の彼は、それが利いたかどうか、
すぅ~と寝入ってくれました。

彼の気持ちにどんな変化があったのかは、
また聞いてみようと思います。

今日はそんな親子のエピソードから、
不安心理について記事にして見ました。





皆さんのクリックがとっても励みになります!

【日本ブログ村】ポチっとお願いします~


【告知です!】

日頃の生活を離れ、ゆったりと過ごすお時間はいかがでしょうか

同じ境遇を持つもの同士、悩みを語ったり、

判らないことを聞いてみたり、

互いの経験を交換し合って、問題をひとつひとつほどいていく・・・・

そんなグループを目指して、開催しています。


【参加ご予約はこちらから】

http://cocopv.jpn.org/yoyaku.html


発達障害支援:大阪家族限定グループワークのご案内

2011.08.12(金) 10:00~14:00
大阪市北区・中央区の貸し会議室にて開催!
少人数(10人)制 要予約

発達障害を共に考える会のご案内
当事者・家族・支援者のいずれもが参加出来て、
共に互いの思いを感じ、理解を深める為のワークです。

2011.9.19(月曜・祝) 13:30~17:45(開場13:15)
テーマ「発達障害の誤診問題と精神科薬との付き合い方」
定員30名(要予約)
40代の男性当事者さんをお迎えして開催します。
発達障害の確定診断を受けるまでに
17年を要したと言う苦悩と混沌の日々。

その後、セカンドオピニオンの医師の指導の下、
自分にあった精神科薬の種類・量を
模索する日々を過ごし、
数年を掛けて、
その組み合わせを見つけるまでの日々。

そんな貴重なお話を語っていただきます。

フェルデンクライス・ボディーワーク教室のご案内
ゆったりとした時間の中で、
ココロとからだの調和を取り戻していく教室です。
無理な姿勢や激しい運動は一切ないので、
お気軽にご参加いただけます。

2011.8.23(火) 18:30~20:30
大阪市北区・中央区の貸し会議室にて開催!
少人数(6~8人)制 要予約