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今日は知人のケースで、5歳児に対して障害告知をした事例についてご紹介し、そこから若年時に告知をすることについて考えてみたいと思います。

このお母さんは診断のおりた当事者さんでもあります。そしてご自身の判断で、息子さんが小学校にまだ入ってない段階で、告知をしようと決められたそうです。その時ですが、周囲の関係者(医師・保育園の先生・児童相談所の専門家)は全て反対だったそうです。

「そんな事例は全くない」

「どうなるか心配だ」

「息子さんの年齢で受け止められるかどうか、良く考えた方がいい」

という反応だったそうです。


しかし、このお母さんにはそれなりの確信があり、

充分に検討した結果、実施されたそうです。

「実際やってみてどうでしたか?」と聞くと、

やってみれば案外問題は起こりませんでしたよ。

 全ては試行錯誤でしたが、

 その時その時で、対処していっています」とおっしゃっています。

「なぜ、そんなに早く告知を急がれたのですか?」と聞くと、

「子どもが学校や社会で、

自己否定体験を積み上げてしまうより先に、

 告知をしたかった」とおっしゃっていました。

ご自身は、相当、自己否定状態で診断を受けた為、マイナス状態である自分として、そこに更に障害告知を受け止めた上で、プラスマイナスゼロに持っていくまでに、大変苦しんだからなのだそうです。

「子どもにそんな思いはさせたくなかった」とおっしゃっていました。


お聞きする限り、全ての親子にとって、この年齢の告知が良いかどうかは判断が難しいかと考えましたが、このお母さんが実行された告知の内容については、学ぶことが多かったように感じました。

さて、では、その内容について、ご説明していきますね。

僕がお聞きしてみて、これが上手く行った理由は、非常に明快なように感じました。



・全てを言語化し、非常に丁寧に段階を踏んで説明していること。

・発達障害のことについて、ポジティブな受け止め方が出来るように説明していること。

・「子どもには説明しても判らないだろう」という先入観を持っておられないこと。

・また、説明した時にはすぐに判らなくとも、その後丁寧にフォローをしていっていること。

・毎月専門医の診察を受けることが出来る状態で、専門家に相談しながら、試行錯誤されていること。

結果・経過などについてお聞きした感想では、「最初余りにポジティブに説明しすぎて、ちょっと困ったことがあった」とおっしゃいます。お子さんの方が、手帳で受けることが出来る支援などについて、「ぼくが手帳を持っているおかげで、みんなこんなにいい事があってよかったでしょう!」と、すこし行き過ぎたポジティブになった感じはあるそうです。苦手なことよりも、得意なことのほうをしっかりとインプットしたそうなのですが、その結果、「僕って、味覚も敏感で、すごいんだよ~」的に、少し極端な受け止めにはなったそうです。

しかし、そこはまた、時間をかけて、ひとつずつ説明していかれたそうです。

さて、ここまで聞いて心配になったのが、

「失礼とは思うんですが、息子さんはどのタイプなんですか?」と聞くと、

「バリバリの積極奇異型ですよ」とおっしゃるのです。

「それじゃぁ、周囲にもガンガンしゃべりまくって、

大変なことになりませんでしたか?」と最も気になることを聞くと、

「それには、ちゃんと備えをしておきましたので、

 大丈夫でしたよ」とおっしゃるのです。

聞いてみると、なるほどなぁと言う方法を実行しておられました。

さて、ちょっと、ここまでの説明で、

ちょっと長くなってしまいましたので、

具体的には次回の記事でお伝えしたいと思います。

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