発達障害のことで「育てにくい子」という言い方がされることがあります。たしかに、赤ちゃんの頃から、どこか親への愛着行動が少なかったり、多動で目が離せなかったりと言うことはあるようです。しかし、ぼくは、今、お母さん方が発達障害の子を「育てにくい」と感じるところに、社会のほうに問題があるように感じるのです。そして、そうした環境を生き抜くためにも、発達障害の家族にこそ支援が必要だと感じるのです。今日はこのあたりのお話しをします。


発達障害を持っていると、コミュニケーションに問題があったり、社会性を身に付けにくかったり、周囲に少し変わった子という印象を与えがちです。しかも、それが先天的な障害に原因があるとは、周囲は知りもしませんし、思いもしませんから、その子の性格や、育てた親に厳しい目が向くことが、よく有るようです。


こうしたことは、ご近所やママ友にとどまらず、夫や兄弟・親戚からも同様のことが起こってしまうので、発達障害児を育てる母親はつらい思いをすることが多いようです。そして、こうした問題は、親子関係にまで悪影響を及ぼし、当事者である子どもにまでつらい思いをさせてしまうことがあると、ぼくは感じています。


あるお母さんに聞いたことなのですが、

長男(発達障害児)のママ友や担任の先生からは

『いったいどんな子育てをしたらこうなるの!』と言われたけど、

次男(定型発達児)のママ友や担任の先生からは

『いったいどういう風に育てたら、こんないい子になるの?』

と聞かれるんです。

私自身、どっちが本当の自分なのかなぁって思うんですよ・・・」

というような、話もあるのです。


このように、やはり世間は発達障害児を育てる親に、厳しい目を向ける傾向があるようです。目に見えない障害であるだけに、誤解が生まれ、孤立していくのでしょう。そして、その結果、親の気持ちは打ちのめされ続け、やがて、子どもへの配慮が充分には出来ないようなところが、今の現実としてあるように感じます。


このお話を通じて感じるのは、

お母さん方のつらさが、

子どもからもたらされているのか?・・・ということです。

それよりむしろ、こんなに負担のある子育てなのに、

世間やご近所・学校・家族・兄弟・親戚から

理解されないことの方が、余程つらさをもたらし、

「育てにくい子どもだ」という感情を

起こさせてしまってはいないかと言うことです。


こうしたことを踏まえても、発達障害本人への支援もさることながら、発達障害を家族に持つ方々への支援も、とても大事だとぼくは考えています。そして、自分が支えていただき、ありがたいと感じた経験(詳しくはこちらへ→ )から、ぷらっとHOME関西と言う支援団体 の世話役をさせていただいているのです。ぼくら家族も当時支援を頂いていなければ、家族3人ともが今も生きていたかどうかなのです。また、僕自身もこの団体にいらっしゃる方々から、現在進行形で、多くののことを学ばせていただいても居るのです。



育児パパのあったか・やさしい発達障害談義

孤立した中で、つらさを抱え続けるのはつらいです。

わかってもらえない環境で、

自分を責めるしかない境遇は、もっとつらいです。

そんな方には、同じ境遇を持つ人達と、ともに話し、ともに聴く中で、

共感し合い、受容される時間は貴重です。


つらい毎日を送ってらっしゃるなら、

日常を離れて、ゆったりとした時間を持てるというのは、

日々の生活をも変えていくものと考えます。


「一度行って見ようかなぁ」と思った方は、

是非一度、グループワークにご参加ください。









発達障害団体 ぷらっとHOME関西

ホームページ http://phk.jpn.org


発達障害支援団体 ぷらっとHOME関西

大阪 家族限定グループワーク 概要説明

http://phk.jpn.org/o-kgw.html

大阪市 北区や中央区の会場で、平日の昼間に開催しています





発達障害支援団体 ぷらっとHOME関西

みなさんのクリックが大変励みになります!

ぜひ、ポチっとご協力をお願いします。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ     にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ


.