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Rainy puddle

嬉しいことが上手く書けなくて、切ないことは山ほど浮かぶ。

いつか大好きな人との惚気話を。

見慣れない化粧。ヒールにロングのワンピース。
本が好き。妹が好き。
にきび。ぱっつん。


相変わらず顔が小さくて、綺麗な声。
そこから発せられる言葉も、相変わらず遠慮だらけだった。
久しぶりだし、当時もそんなに仲良かったわけでもないから
変わってないといえばそうなんだけど、踏み込むべき場所でさえも何も聞いてこない。
何度でも自虐するなら質疑応答。


違ったところは、目を見て話してくれたこと。

時々食いついた話も自分の不甲斐なさが露呈して膨らまず

自分の話を聞いて笑ってくれる姿を見て少し寂しかった。


とりあえず会えたことは嬉しかったし

思い切って当時の気持ちなんかも聞いてみたけど

「一番話す機会が多かったから」という理由を聞いて

ふられた意味も理解した。


別に今更どうこうするつもりじゃなかった。

ただ、当時の自分の頑張りを認めて欲しかっただけなのかもしれない。


途切れ途切れの会話の中で

少しだけ触れた感触がなんとなく忘れられない。

たとえ次の可能性が低くても、帰り道への気遣いを純粋に喜ぶしかない。


昔よりほんの少しだけ、沈黙の時間が怖くなかった。

新しく始めるきっかけはいつも思い込みと独りよがりである。


本当は誰でもいいなんて思ってるくせに

人を好きになるプロセスまでもこだわってしまうのは悪い癖。

それでも本気でそう思わなければ

いつまでも何も起こらないのである。


いつの間にか受動的から能動的へ

現実をかみ締めようと歯がゆい言葉を並べ続ける。


責任をしっかり持てば、失敗を恐れなくなる。

そしてまた新しい物語を始めることができる。

例えるなら

ボールやバットがないからやらないと駄々をこねているようなもの。

別に木の枝と手ごろな小石でもやろうと思えばできるだろうに

完璧を求めて、きっとそれが一番楽しいと思い込んでいる。

何事もやってみなければわからないのにね。


RPGで言うならば

レベル上げがしんどいから良い装備だけ揃えて戦いを挑んでみる感じ。

それだとボスは倒せなくて、その程度で倒せる相手をひたすらちまちま倒し続ける。

続けていればいつかはレベルもあがるだろうに

そのうちエンカウントすら面倒くさくなっていつまでたっても物語が進まない。

結局努力が足りないことはずっと前から分かっていたのにね。


そもそも今の考えでは結婚=ゴールであってその先をまだ1度も考えたことがない。

事細かに人生プランを立てろというわけではないが

安定志向ゆえにある程度思い描いたレールの上を走りたい。

そんな風に上手くいけばきっとこの上ない幸せだろうに

それが自分ひとりで考えたレールだから誰かと一緒に走るには難しかったりする。

「優しい」という言葉は誰かに言われて初めて成立するのにね。


まずは他人をよく理解しようとすることから。

自分をさらしだすことと押し付けることは違うんだね。

余計なことを思い出したのさえも人のせいにする。


あれからもう4年以上たって

1年に1回連絡とるかどうかの関係は

新しい人間関係に挑む自分を客観的に見て

改めて自分のせいなんだと思った。


長く続いていればどんな風になったかなんて分からないけど

結局合わなかったんじゃないかと今なら思う。

それでも今日みたいに思い出したりするのは

あの時の気持ちが嬉しすぎたせい。

きっとこれから先二度と味わえないような幸せだった。


代わりに色々経験したけど

それが良かったのかどうかは今でも分からない。

何も知らずに純粋でいられたほうが

その瞬間は辛いけど幸せな片思いはできたんじゃないかって。

歳をとるごとに恋愛のもつ意味が変わってくる。


それでもやっぱり変わらない部分もあって

その部分をこれからも大切にしたい。

本当にそんな部分があるかって?

それは誰にも分からない。


また、一歩先を行かれる。

思い立つのはこんな時間でいつも明日に「また今度」

最初の一歩はどこから始まる自分で決めることもなく

待ちに待ってた奇跡の時間は想い続けが仇になり

変わらぬことを誰も知らないそんな自分も「もう知らない」

「ごめんなさい」の一言が届くころにはもう会えなくて

一人だけ守り続けた変わらぬことは悪いこと?

限られている時間の中でいつかあなたと夢をみて

傍にいられる幸せが未来を変えるふたりごと