約70キロもの車椅子を持ち上げてタイヤを拭くことを止め、楽に清潔に部屋に運び入れるために完成したタイヤカバー。
小さな前輪だけは、濡れた雑巾で拭いてもらって、そのまま車椅子が上がってきます。
そのための敷物も作っています。
フローリングの色とそっくりで見えにくいのですが・・
今までは、大きなバスタオル状のものを敷いて、前輪も後輪も拭けた状態で上がっていました。
でも、後輪は汚れたままで上がり、そこでカバーとシャワーキャップを被せるため、敷物の条件は
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タイヤが濡れていても下の床まで通さない
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タイヤの滑りがいいこと
で、クッションフロアを使いました。
なんでもやってみないとわからないので、家に余っていた廃物利用です。
カバーも100均で購入し、お風呂の壁の水分を拭いていたものです。
シャワーキャップは、ホテルで貰ったもので試してみてサイズがあったので、ダイソーにて12枚入りを購入しました。
クッションフロアは残り物なので、サイズを合わせるために、切り貼りしています。
この上に車椅子を置いたまま、少し前後すればカバーは装着できます。
そのままベッドの横へ移動します。
母をベッドへ移乗させられたら、車椅子がもう一度このクッションフロアへ戻します。
約20キロになった車椅子から、カバーを外したら、濡れた雑巾で後輪を拭きます。
少し動かすだけで拭けるので、私ひとりで充分です。
拭き終えたら母の部屋に戻し、クッションフロアの表面も雑巾で拭きます。
クッションフロアは丸めて、車椅子のそばに立てて置けます。
タイヤの大きさによって、ジャストフィットしないものもあるかと思います。
でも、タイヤの直径を測って、それに合う布やナイロンがあれば円形に切り、ゴムを縫い付ければ大丈夫です。
タイヤが汚れていても「そのままでいい!」と仰る家もあると、ヘルパーさんにお聞きしました。
玄関からベッドまで、車椅子の通り道にクッションフロアが敷かれている家もあるそうです。
介助者も家族も何かしら簡単に、安上がりで、納得いく方法が見つかればいいなと願っています。
良かったら、試してみて下さい。